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私の”推し”〜”推し”のひとがいる喜び
日本の流行には浦島花子な私だけど、SNSとかで”推し”という言葉が目につく。ということで、私も使ってみよう。
とりあえず、”推し”という言葉の歴史について調べてみる。
2011年にユーキャンの新語・流行語大賞にノミネート(No.09)された[6]。この点について、AKB48選抜総選挙のテレビ中継により、「推し」という言葉を知る人が多くなり、さらに、推しとは、「好きなもののことである」とマスメディアが広い意味で推しという言葉を定義したため、一般の人も「推し」という言葉を使いやすくなったことが理由にあると、ニッセイ基礎研究所研究員の廣瀨涼は指摘する[3]。その後、「推し」という語句は2019年9月刊行の『大辞林』第4版、2020年12月刊行の『明鏡国語辞典』第3版といった国語辞典に収録されている[7]。
2011年ということで、私はとっくに海外に出ていたから、馴染みがなくても当然。ちょっとほっとする。笑
私の推しは、というと、私のことを知る人は耳にタコができていると思うけど、ペッカ・クージスト。フィンランドのバイオリニスト。
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元々は、たまたま行った彼のコンサートで、彼の音楽が衝撃的だったから。すごい、と。それに加えて、彼の、飾らない人柄とかユーモアに惹かれた。
イケメンでもないし、背は私より多分低い。見た目じゃなくて、なんか、惹かれる。
話は変わるが、私は子どものころ、原田知世に似ていると度々言われた。自分では「え? どこが?」と思った。
大学生のころ付き合っていた彼が、もともと原田知世のファンだった。
そして、その後に付き合った彼氏は
「もともと原田知世が好きで、華代のことを好きになった元彼より、華代のことが好きで、原田知世が好きになった自分の方がエライ!!!」
と言っていた。
どうでもいいけど、確かに後者のほうが嬉しい。笑
そして、今・・・この数年のことだけど、実の母が言う。
「原田知世って、華代ちゃんに似てるのよ」
とうきうきと嬉しそうに。
そして、母は、原田知世の写真を切り抜いて、お財布に入れて持ち歩いてまでいる。私の写真じゃなくて、原田知世の写真だ。苦笑
はたまた
「原田知世のCD買っちゃったわ」
と嬉しそうである。
・・・胸が傷む。
私が近くにいたら、原田知世を私の代わりにする必要もなかったのかもしれない。私が近くにいてあげられないから。申し訳ない。
まあ、でも、嬉しそうだから良い。笑
ちなみに、昔から母は加山雄三のファンだった。
そういえば、父、なんとなく加山雄三っぽくもないこともない気がする。??
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芸能人とか、あんまり興味ないままここまで生きてきたけど・・・
最近、”推し”がいるっていいな、と思うのだ。
ペッカが大好きと言ったって、現実にデートしたいとか思ってるわけでもない。たぶん、ペッカを前にしたら、何話していいかわからなくて固まると思うし、実は、多分ペッカのことを内心「怖い」と思っている。ユーモラスに話しているのに、才能が感じられる鋭い視線がある。その視線が怖くてドキッとする。私は才能がある人のことを「怖い」と思うのに、そういう「怖い人」に惹かれる。いつものこと。
怖いんだけど・・・・・いいな、と思う。応援したいと思う。見ている(聴いている)と、心が熱く幸せを感じられる。心の奥底から「好きーーー」っていう気持ちが込み上げてくる。
そんな対象は、この世の中にたくさんいればいるほどいいと思う。応援したくなるような好きなひとが増えれば増えるほど、この人生は楽しく豊かになる。
「好き」って理屈じゃない。理論で説明できないし、理由もわからない。「どこが好きか」は言葉にできるけど、どうしてそれが好きなのかはわからない。
それって、理屈を超えたところにある、前世とか、今世での使命とか、すごく大切なメッセージだと言う気がする。
好きなひとも。好きなことも。
興味をもつことも。
なんか知らないけど私が教師の仕事が好きなことも。
ヨーロッパに惹かれて生きてきていることも。
住みやすさとかそんな具体的な理由とは違うところで、ロンドンが好きでたまらないことも。
「好き」って馬鹿にしちゃいけない。
「好き」って大切にしたい。
理屈では説明できない、本当に大切なことが、そこにあると思う。
好きなひとがいるだけで、単純に元気出るしね。笑
いいなと思ったら応援しよう!
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