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カーディフ・シュタイナー学校
今週末、カーディフシュタイナー学校をのぞいてきました。夫がここで出張授業をしているので。
この学校、Facebookページも、いい情報が載ってますよ。シュタイナー教育に興味ある人はよかったら見てみてくださいね。
ウェールズの首都カーディフにあるシュタイナー学校。まだ創立10年くらい?の新しい学校です。街の人智学者たちの強い希望によって創立されたこの学校は、シュタイナーの思想が強く根付いている。新しいけど「正統派」といえるシュタイナー学校かもしれない。
NZCSE(New Zealand Certificate of Steiner Education) 導入校。シュタイナーカリキュラムのみで判定し、大学進学などに使う資格にするシステムです。
こちらの記事(↓)でもNZCSEについて書きましたので、よかったらご覧くださいね。
この学校は、校舎もいいかんじ。イギリスのシュタイナー学校は、たいてい、古いマナーハウス(古い豪邸)を校舎にしているところが多い。イギリスのシュタイナー学校では、学校のために、新しく建築した校舎は数少ない。
カーディフは、もともと公立小学校だった校舎を買い取ったもの。つまり、お金もちの豪邸と違って、もともと教室にする目的で設計されたもの。だから学校として使い勝手がいい。しかも、イギリスの今時の新しい小学校は、どうも味気ない箱のような建物が多いけれど、古くからある小学校の校舎は味わいもある。ここも、天井が高く、ひろびろとしていて、雰囲気もいい。
カーディフ・シュタイナー学校で、生徒が増えてきて、大きな校舎が必要になったとき、この古い学校が売りに出された。ここは、場所にしろ、設備にしろ、願ってもない物件。とはいえ、なにしろ学校の校舎と敷地である。正当な市価では何億円とする不動産。でも、学校にはそんな現金はなく。そんな借金ができるような担保もなく・・・。
「ええいっ。ダメで元々だっ。」と申し込む。学校のことを説明し、「2000万しかないんですけど」と言って。
他にも申し込んだ人たちもいたのだけど、学校のスタンス、方針が気に入られて、「2000万でいいよ」と売ってもらえた。
学校には未来へのビジョンがあった。
可能性にかける希望と力と覚悟もあった。
すばらしい。
がんばれ、カーディフ・シュタイナー学校。
こんな私が書いてます。どうぞよろしくお願いします。
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