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シュタイナーカレッジで学ぶ前の私

学ぶ前の私は、人生間違いを犯さないよう、全部手中でコントロールしている。コントロールできると信じていました。

だから、流されることもない。自分の考えを貫くけれど、トラブルは回避します。世間体や社会的な立場をふまえて、人に批判されるようなことはしません。

それで人生うまくいくと信じていた。それがいい人生の生き抜き方だと信じていました。

今から思えば、それが私の弱さでした。全てをコントロールしたかったのは、問題が起きても、それに立ち向かっていく勇気も根性もなかったから。


シュタイナーカレッジに入ってからの私

シュタイナーカレッジで学んだことは、私の価値観をガラッと変えました。あり方や生きる姿勢が180度変わったのです。

人生には人間の力では回避できないことがある。コントロールできないことがある。コントロールする必要もない。問題が起きたら、それにも意味がある。それを乗り越えていくことが大事なのであって、問題を避けることではない。・・・そう思うようになりました。思うだけでなく、覚悟ができたというか、腹が据わったというか。

そして「何があっても大丈夫」という確信が生まれました。問題がおころうと、それで失敗したり倒れてしまったとしても、私は大丈夫。そうやって与えられた試練から逃げることもない。真正面で受け止める。逃げる必要はない。それは私が通るべき道なのだし。

そんな風に思えるようになって、「なんでも来い!」って感じになりました。

夫婦の関係について考えて、離婚という事実をすんなり受け止められたのも、そんな私の変化があったからだと思います。もちろん、簡単なことではない。円満離婚でも悩むし苦しみます。

でも、それを乗り越える力もある・・・という自信もあります。


「なんでも来い!」の後

「なんでも来い!」って思えるようになったら、本当に、すごい嵐が怒涛のようにいくつもきてしまいました。今までうまく避けてきた分、よけいに、今まで積もり積もった私の試練が一気に来たのでした。

神様、すごい。よくみてます。「なんでも来い!」とは思ったけど、こうも次から次へと試練を与えなくても・・・(涙)しかも試練から逃げられない状況まで作ってくれた。くうう。神様ってば。でも、神様は切り抜けられないような試練は作らないとは言うけど、こんな厳しい試練なんて、神様、私のこと過大評価しすぎなんじゃないの?・・・って思いながら、生きていくだけで必死な3ヶ月ほどを過ごすことになります。

この3ヶ月の間に、離婚あり、出会いあり、不倫あり、修羅場あり、事故あり、犯罪の被害にあい、警察に(被害者として)何度も行き、カウンセリングに通い、引越し3回あり、人間関係が崩れ、非難中傷され、クラスメートたちの愛と優しさに守られ、それと同時に友達だった人たちが去っていった・・・たった3ヶ月ですよ。涙

その他、細かいことはいろいろあるのですが・・・とにかく泣きっ面にハチ状態。

そう思ってたら、ほんとにハチに刺されました。たかがハチ。でも、私はハチにアレルギーがあるので、刺されると死ぬ可能性もあり、医者からも注意されていたのです。なにもこんなときに。「これこそ泣きっ面にハチじゃないのーー」と、笑い話みたいだけど笑うに笑えない。涙


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かよ|ロンドン在住、楽しく人生をクリエイトするシュタイナー教師&経営者 石川華代
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