Vol.12 水やりがとにかく大変
早朝から始まる水やり作業。ジョウロでの果てしない作業からポンプ導入の試行錯誤、さらには獣害や自然のありがたさを感じた日々を振り返ります。
農家の朝は早い!暑さを避けて早朝の水やり
6月後半から7月にかけて、気温がぐんぐん上がる時期。日中は暑すぎて作業ができないため、水やりは早朝に行います。
「農家の朝は早い」という言葉は知っていましたが、自分でやってみると想像以上に大変。まだ眠たい体を起こしつつ、朝の涼しい空気の中で畑に向かいます。
果てしないジョウロ作業…
水やりは、ジョウロを手にひたすら苗に水を注ぐ作業の繰り返し。最初は「ジョウロも悪くない」と思っていましたが、畑の苗が増えるにつれ、その作業量に愕然としました。
「これ、終わるの?」
苗一つ一つに水をやる作業は果てしなく…時間がかかりすぎて、終わる前に太陽が出てきてしまう。ジョウロを持ちながら、「もう少し早くできたらな…」と強く思うようになりました。
ポンプって何?ネット購入の試行錯誤
解決策を探す中で、「ポンプ」という言葉を知り、すぐにネットで検索してみました。お手頃価格のものを見つけて購入し、「これで時間が短縮される!」と期待に胸を膨らませてセットアップ。
しかし…水が出ない。
取扱説明書を読み返しても、どこが悪いのか分かりません。こういう時に限って誰も連絡が取れず、孤立無援の状態。
「もう、ムリ。」泣きそう。
必死に試行錯誤を続けましたが、なかなかうまくいきません。
神様登場!農業委員Nさんの救いの手
諦めかけたその時、畑の前をたまたま通りかかったのが、農業委員のNさんでした。
「どうしたの?」と声をかけてもらい、事情を説明すると、「ああ、ここをこうすれば大丈夫だよ!」とすぐに解決してくれました。
神様のように見えたNさんに感謝しつつ、ポンプが無事に稼働。水やりが一気に楽になり、「本当に助かった…!」と心から思いました。
ホースが齧(かじ)られた!?獣害との戦い
ポンプが稼働してしばらくは順調でしたが、ある日突然ホースが使えなくなる事態が発生。よく見ると、ホースが齧(かじ)られて穴が…
水がでない。
どうやら獣に齧られたようで、仕方なく応急処置をしながらなんとか水やりを続行。
「こんなところで獣害があるなんて…!」と驚きつつ、これも畑作業の一つだと割り切りました。
雨の日が嬉しい!自然に助けられる日々
これまで「雨の日=憂鬱」というイメージしかありませんでしたが、畑を始めてからは雨が降ると心から嬉しい気持ちに。
「今日は水やりしなくていいんだ!」と思うだけで、雨の日が感謝の日に変わりました。
自然が与えてくれる恵みのありがたさを実感しつつ、次に晴れる日が楽しみになる。そんな日々を過ごしています。
最後に
早朝からの水やり作業、ポンプの試行錯誤や獣害など、予想外の苦労もありましたが、自然と向き合う日々には小さな発見がたくさんありました。
次回は、畑でまた新しい体験をお届けします!お楽しみに😊