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壊すより創るほうが、遥かに大変だ。
誤解のないように言っておくと、壊すはまずとても大変なことだ。
簡単には壊れない。
どんなものでも思ったより頑丈だったなんてことはよくあるし、壊したと思って次の日見に行くと直してあったりする。
あと、よし壊そう、と思ってから、手にした斧をそれに向かって思いっきり振り下ろすまでもすごく時間がかかる。
それなのに、この「壊す」よりも遥かに「創る」のほうが大変なのだ。
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春ですね、皆様。
この1年、沢山の経験をしたでしょうか。
ずっと思っていたんです。
いろんなことがあるたびに、怖いことが増えるだけなんじゃないかって。
こうなったらああなってこうなってしまう、前にそんなことがあった。
想像力は無数に広がって、一生懸命自分を守ろうと、四方八方に手を伸ばす。
やめておこう。
やるとしてもプランBを用意しておこう。
もしくは体重を全部はのせないでおこう。
歳を重ねるってそういうことなんじゃないかって。
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でもそういう、いわゆる経験というやつは不思議なもんで、時間がたってそしてその時がきたら、何故かただの恐怖にはならなくて、足首をつかむような灰色のツタにはならなくて
何故か決心や覚悟になる時がくる。
Time has come.
ただ春が毎年くるように。
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自分の背骨のひとつひとつが隆起するような、時間が経って、悲しかったことも苦しかった事もただ思い出にならずに、湧き上がる何かになっていました。
時代が変わるとあまりに周囲がいうので、焦る気持ちがあったけど、誰も急がなくていい。
それぞれがそれぞれのタイミングで、それをする時は自然とするでしょう。
そんな春。
kayo sean(カヨ ショーン)