ハワイ島 Big Island マウナロア火山の噴火2022年から1年経過。当時の島の様子。
2022 年11月27日午後11時30分ごろ、38年ぶりに、眠りから覚めたマウナロア火山は、火を吹き始めました。
久々に、ハワイ島へのネイバーアイランド小旅行に行く予定をしていた1週間前に、このニュースが飛び込んできました。私の住むマウイから、ハワイ島までは、飛行機で、約30分弱。半年に1、2回は、カウアイ島、ハワイ島、もしくは、オアフ島にリフレッシュの旅に行くのが、私の常です。この時は、12/5/2022~12/7/2022の予定で、私の働くウェスティンマウイの姉妹ホテル、ウェスティンハプナビーチリゾートに予約も取ってありました。現地の情報によると、溶岩流はマウナロア山頂のカルデラ付近で観測されていますが、住民が暮らす地域には影響がなく、ハワイ島への旅行日程を変更する必要はないとのこと。ハワイ島にある2つの空港も、通常通り機能しているということなので、突然の変更がないかぎり、決行することに決めました。このおひとりさま旅の予定をご近所の方たち、友人たちに話すと、止められるどころか、わたしも行きたい!わたしも!と次々、参加者が増え、結局、5人旅になりました。
さて、12月5日の当日、お昼少し前に到着しましたが、レンタカーには、長蛇の列。レンタカーのスタッフによると、マウナロアの噴火以来、観光客が倍増。なんと噴火景気になっているということ。
激しい爆発を伴う噴火とは違い、マグマの粘性が弱く、溶岩が穏やかに流れる噴火のため、車で、ハイウェイからも、流出した真っ赤な溶岩の様子を間近で観察できるとのこと。早速、その夜、5人で、溶岩、観察に出発。
かなりの渋滞が毎日起こっていたため、サドルロードと呼ばれるダニエル・K・イノウエ・ハイウェイ沿いに、緩和道路 (旧サドルロード、普段は軍が使用している敷地内にあり、今回、特別に使用許可) が開設。まさに、溶岩見物のための車のループが開設されていました。
この道路は、溶岩観察のために90分まで、右側に駐車することも許可されていました。私たちが到着した午後7時すぎには、この駐車しても良い場所のほとんどが、すでに駐車済み。私たちは、このループを2回ほどまわり、だれかが、出て行くのを、待ちました。運良く、出ていった車のあとをすぐ、駐車することができました。観光客ばかりでなく、地元のローカルファミリーも、たくさん観察にきていました。
地元の人に心配されたのが、サドルロードに溶岩が流れて通行できなくなるのでは。ということ。
時速15キロメートルの非常にゆっくりとした速度で移動していた溶岩は、ハイウェイの3kmまで、接近しましたが、ハイウェイまでは、到達せず、
ハワイ時間の12月8日(木) ハワイ火山観測所の会見で、懸念されていた溶岩がダニエル・K・イノウエ・ハイウェイに流出する恐れはないと発表。ヒロとコナを結ぶ幹線道路であるこのハイウェイが溶岩の影響を受けず閉鎖されないことがわかり、地元の人たちはほっとしたのです。さらに、ハワイ火山観測所は2022年12月13日(火)にマウナロア火山とキラウエア火山の火山活動が完全停止したことを発表しました。
この噴火による大きな被害は、でなかったのが、本当になによりでした。
この噴火で、恩恵があったのが、知る人ぞ知る、ハワイ島の温泉です。
ぬるめだったこの温泉が、噴火のおかげで、いい湯加減に。ローカルの人も、噴火が起きてから、温度が少し上がったようだ。といっていました。
このPohoiki Hot Spring が、ハワイ島で、唯一、溶岩によって、壊されなかった幻の温泉です。2018年のキラウエア火山の噴火によって、ほとんどの温泉が、溶岩でなくなってしまい、この温泉だけが、生き残ったのです。
場所:ヒロタウンから、約2時間半のドライブです。レンタカーが必要。
日本の温泉とは、ちょっとなにかが、違うのですが、温泉好きのひとは、
変わり種の温泉ということで、ぜひ、行って見てくださいね。