死ぬまで通過地点
子供が幼稚園に入る前からの友達がいる。
いわゆるママ友。
幼稚園は一緒だったけど、小学校、中学校、高校、その先の進路とほとんど被ることのなかった4人。
幼稚園の頃はよく集まり、みんなで助け合いながら子供を遊ばせていた。
一人で見るより、みんなで集まっておしゃべりしながら、ご飯食べながらたくさんの目で見守った方が楽だよね〜ってやつ。
みんな子供が複数人いるから、余計にありがたかった集まり。
子供達が小学校に入ると、学校が違う友達がほとんどだったから、集まる回数も減り、年に何度かママ友ランチや飲み会をしている。
最近どう〜?のようなやつ。
子供の話はもちろん、夫の話、実家の話、義両親との話、職場の話。
いつも会話は尽きない。
その成長過程で、中学受験をする子や、ちょっと危なっかしい友達と付き合い始めた子などなどいろんな場面があった。
その際、「○○ちゃん(くん)は勉強頑張っててえらいね。」とか、
「○○ちゃん(くん)は大丈夫かな。」なんていう場面もあった。
他人の芝生が青く見える時ってあるよね。そして、自分の理想を子供と共有したかった時期もあるよね。
何かに打ち込める子、側から見ると危なっかしい生活を送る子、目先のことを追いかけている子、バランスよく先を見据えている子。
まぁ、色々だったし、今も色々なんだけど、言えることは、
中学時代、高校時代、大学時代などなど全部が通過地点であり、そんなに熱上げることじゃないよねってこと。
私たち大人でもまだまだ通過地点。
受験をする、部活で大きな大会に出る、彼女彼氏ができた、バイトを始めた・・こういう1個1個の小さなイベントを楽しんで、期限のわからない死ぬまでの長い時間を如何様に楽しく過ごすのかがミッションだと思ってる私。
何かに失敗することもうまくいかないこともそりゃあるわ。とドーンと構えて、
「はい、次行ってみよー!」の精神でいれば子育ても違うよね。
20代に自分が今ほどドーンと構えていられれば、もっともっと楽しめたのになと少し後悔。
まぁ、これも通過地点の感想。
今は、きっと残り少ないであろう子供との同居を楽しまないとな。
今夜久しぶりにママ友と飲むのが楽しみ。