謹賀新年2024〜音楽ブランディングについて
明けましておめでとうございます。今年もレコーディングスタジオSOUND SWIFT及びこのblogを宜しくお願い致します🎍😁
新しい一年が始まりました。
この時期は身体を休めると共に、今年の抱負を考え新しい事にチャレンジしたい!と考える人は少なくありません。
今日は新年らしく、その制作、ブランディングについて書こうと思います。
音楽に長く関わっていると共通点に気付きます
それは
個人の音楽家はブランディングが苦手という事。
中にはそもそもブランディングに興味すら無く、考えたことさえない、という方も居ます。
ブランディングどうしてるの?と訊くと
「ぶらんでぃ、、ん、、ぐ、、?」
と帰ってくる事も有ります。分かりやすく例えると、
あなたはお腹が減っています、ラーメンが食べたくなりました。あなたが向かうのはどっち?
A ラーメン屋
B ラーメンも扱っているファミレス
100%に近い確率でAと答えると思います。
これはAが売ってる物とBが売ってる物が違うからです。
Aは「ラーメン」を売っています、しかしBは「時間」や「安さ」を売っている
時間というのは体験の事です。Bが売っている、席の広さ、気分が変わった時の為の様々なメニュー、など総合しての雰囲気、体験そのものを売っている。という意味です。
ラーメンが食べたいあなたはインドカレー屋には入りません。
それはそのブランドを欲したからです。
その代わりラーメンが食べたい時ラーメン屋に入れば美味しいラーメンが食べれます
インドカレーが食べたい時はインドカレー屋に入れば美味しいインドカレーが食べれます
ブランディングがはっきりしていればあなたの音楽を聴きたいと思うであろう人の元にちゃんと届くのです。
何屋かイマイチ分からない食べ物屋は潰れます。
何屋かイマイチわからないミュージシャンはやはり潰れます
ここで、今一度個人のブランディングについて考え直してみましょう
1 使用する楽器をあえて狭めてみる
2 BPMの幅を狭めてみる
3 使うリズム譜にこだわりをもってみる
1 使用する楽器を狭めてみる
あなたはどんな環境で育ち
どんな事を考え
音を奏でますか?
ピアノが好きなら徹底的にピアノにこだわってみるとか
EDMが好きなら徹底的にやる。
EDMも好きだしピアノも好きだ、ならピアノが目立つEDMをやるとか
アコギが好きだし、アイドルも好きだ、ならアコギがいっぱい出てくるアイドルを作る
2 BPMの幅を狭めてみる
BPMはその人の鼓動と連動していると考えています。
男性は60(120)
女性は70(140)
怒っている時は早く、優しい気持ちの時は遅い
例えばBPM90前後で曲を何曲も書けば優しい雰囲気のブランドができあがると思います。
3 使うリズム譜にこだわりをもってみる
アジアンカンフージェネレーションというバンドが4分音符と8分音符を主に使用し曲を書いていると言っていました。
そのためどこかアジアンな雰囲気になるのだそう。これは目から鱗でした。
使用するリズムでジャンルが変わると認識させることもできるのか!と。
他にはハウスミュージックを作る時はシンコペーションを多用すると16分裏とそのあとに続く8分裏が強調されて踊りやすくなります。
こういったことから使用するリズムを決めて狭めることでもブランディングは可能かと思います。
余談・まとめ
とはいえ今はラップが好きだけど、いつかはロックが、やりたい、とかならそうすれば良いし、ラーメン屋始めたけどもう一店舗作るからそっちはカレー屋にしよう、となっても良いはずです。ブランディングとは分かりやすくしファンの人に届きやすくなると同時に何かしらの自由を奪われてるとも言えます。
でも無名のうちの最初はラーメン屋でカレーを扱ったら赤字になるかもしれない。だから最初だけでも「ブランドを作る」というのは必要なのかと思います。
危ぶむなかれ、危ぶめば道はなし
踏み出せばそれが道となる
by一休さん(とアントニオ猪木)
2024年!
自分の好きなものを探し出し(もしくはコレと決めてしまい)、徹底的にやり、新たな道を作りましょう!
令和六年、今年もどうぞ宜しくお願い致します!
Sound Swift
ボーカルレコーディング・ボーカルプロデュース・音源製作・MV製作
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