東南アジアの風景 (71) タイ バンコク 古き良き時代の市民生活を伝える博物館
Bangkokian Museum (バンコク民族博物館)はオーナーのワラポン女史が庶民の生活を後世に残すために自宅をバンコク都に寄贈、公開したもの。80年前の木造家屋に家具、生活用品がそのまま残されています。入場無料、ボランティアの方がガイドしてくれます。
入口を抜けると二軒の木造家屋があります。
庶民の暮らしを物語る、と言われますがこれはかなり豊かな方ではないかな。タイは階級社会。上下のギャップが激しすぎてどこを庶民と言うべきか難しい。
西洋式も取り入れた家具調度。家全体に風が通るように作られています。チーク材の床が裸足にひんやり心地よい。エアコンがない時代の暑さ対策の工夫が凝らされています。高い天井に低い家具も広々とした空間を生んでいる。
庭の木々は強い日光を遮るのに役立っています。
しかし、それは同時に様々な虫がやってくるということ。蚊帳は必須ですね。
奥様(メイドさん?)の作業室には懐かしい足踏みミシン。
タイの博物館ではよくある謎のコレクション。
わざわざ出かけるところでもないですが、シーパヤ方面に行くときに立ち寄ってみてはいかがでしょう。(2015年撮影)
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