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東南アジアの風景 (36) カンボジア|コーケー遺跡のピラミッド
コーケー遺跡群は1000年以上前の王都の跡。一人の王様によってわずか10数年だけ栄えた幻の都と言われています。この王様、ジャヤパルマン4世が亡くなったのち、都はまたアンコール戻り、その後は長い間放置されていたとのこと。
そんな経緯から情報が少なく、謎多き遺跡となっています。アンコールワットのあるシェムリアップから車で約3時間。ヤシの木を見ながらデコボコ道をひたすら車で走りようやく到着。
コーケーにはクメール遺跡には珍しいピラミッドがあります。熱帯地方の遺跡はジャングルの木々に侵食されて原型を留めるのは難しいのによくぞ残っていてくれました。大きい!
ピラミッドの上に行くこともできます。急なはしごのような階段をゼーゼ―言いつつ登る。
頂上にはこれまた謎の彫刻があります。儀式用の祭壇だったらしい。わずか10数年しか使われなかったとはなんと勿体ない話。
どんな儀式が行われていたのでしょうね。
下を見るとかなりの高さであることが分かります。この頼りない柵! 高所恐怖症泣かせです。
ずずーっと続くジャングル。この地に強大なクメール王朝が栄えていたとは思えない。栄枯盛衰。今は静けさに満ちています。
1990年以降、地雷撤去が進んでカンボジアの様々な遺跡が見学可能になりました。撤去作業にご尽力くださった方々に感謝です。(2017年撮影)