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タイの旅⑰コンケーン|美食レストランが経営する隠れ家ホテル
タイ料理レストラン、スパンニガー・イーティング・ルームはバンコク都内に4店舗を構え、ディナークルーズも大人気のバンコクを代表するレストランのひとつです。
タイ東北地方のおばあちゃんのレシピが売りのこのレストラン、オーナーの故郷コーンケーンにもレストランホテルを持っています。2019年の4月のソンクラーン(タイ正月)、リゾートはどこも観光客でごった返しているでしょうし、家に居れば周辺は水かけ祭りで外にも出られない。さて、どこか静かに過ごせるところはないかとリサーチしていましたところ、ここを見つけました。実際に行ってみたら予想以上のすばらしさだったのでした。
コーンケーンはタイの東北、イサーン地方の玄関口と言われ、バンコクからは飛行機で50分。乗ってしまえばあっという間です。
空港にはホテルの方が迎えにきていました。(予約時に申し込み)マネージャーの方も一緒でいろいろ町の説明をしてくださり、まるでVIP気分です。
4月のタイは一年で最も暑い時期。道沿いにはタイの国花、黄色いドーク・ラーチャプルック(英名:ゴールデンシャワー)が満開です。
15分ほどで到着。このホテル、有名レストランと同じオーナーなのにあまり知られていないのは客室がたった3部屋しかないため。この日はゲストは私ひとり。
私が泊まったのはバニヤン・ヴィラ。
ホテルの客室というよりはもう一軒家。テラスのリビング、室内のリビングダイニング、ベッドルーム。全部広々しています。
広大な敷地は緑がいっぱい。涼し気な池もあって暑さも和らぎます。いやー、贅沢だな。全部独り占め。一泊なのにこの山盛りフルーツ。素晴らしすぎる状況に、次第に興奮状態に。
もう、何もしないぞ!とゆるい決意をする。ちょっと意味不明。観光や仕事の類は一切しないということです。(メールも見ないよ)スマホも遠ざけて庭を散策して寝転がって本を読んで午後を過ごしました。
庭には果樹園があり、収穫した果物はレストランで使っているそうです。歩道に沿って木造りのスプリンクラーが稼働していて気持ちがいい。マイナスイオンが深まる感じ。
地元では結婚披露宴やイベントによく利用されているそうです。パーティー会場としては最高ですね。
シャワーは屋外。演出がいちいちお洒落です。
花のようにセットされているのはボディタオル。「持って帰っていいですよ」とのことなのでありがたくいただきました。
レストランは日が暮れるとたくさんのお客さんが夕食にきていました。さすがスパンニガー、料理はどれも抜群。ひとりで来てはダメですね。いろいろ食べたいけど胃袋ひとつではキャパが足りません。それでもこんなに食べてしまった。
夜の雰囲気もなかなか。とにかく静かです。普段騒がしい場所に住んでいるのでこれは本当にありがたい。
翌朝、朝ごはんは外のテラス席でいただきました。ホテルの方が生絞りオレンジを作ってくれます。
大きなバ二ヤンツリー(菩提樹)の下で。最高です。
今年もまたソンクラーン休暇をどうするか考える時期になりました。依然としてコロナのため国外は出られそうもなく、またここに行きたいなぁとぼんやり考えています。