東南アジアの風景 (47) タイ バンコク|たくさんの神様仏様に一度に会える寺院
ワット・クン・チャンの存在を知ったのは全くの偶然でした。今やとても有名になった緑の天井を持つ仏塔があるワット・パクナムの記事を初めて見た2017年、何となく行ってみようかと出かけた時のことです。
当時は川の対岸、トンブリー地区にあるこのエリアに行くのは簡単ではなく、都市交通やバスやソンテウを乗り継いで行くかタクシーを使うかの二択。タイ語の標識しかない状況に絶望してタクシーに乗ったら運転手は行先の寺院を知らず、(発音が悪くて通じなかった可能性も大)えらい遠回りして辿り着いたのでした。
当初の目的地、ワット・パクナムの緑天井は仏塔の最上階にありました。現在多くのインスタグラマーに拡散されてる場所です。ほぉ~、確かに綺麗。ここにはテラスがあり周辺の様子が一望できる。さて、どうやって帰ろうかと悩みつつ出てみると。。。何やらたくさんの像が並んでいる場所がすぐ隣にある。えー、ナニあれ?と興味が沸いて行ってみることにしたのです。
運河を渡ると大仏様の後ろ姿。こちらもお寺だったのですね。
お寺の名前はワット・クン・チャン。境内に入ってびっくりしました。たくさんの巨大な仏像が一同に会しているのです。
みんな見上げるような大きさ。仏像も、十二面観音も、ヒンドゥーの神様も一緒に並んでいます。これはご利益大きいかも。ひとつひとつの像がなんだかにこやかでユーモラスで荘厳というよりは優しく見守られている感じ。
寝釈迦仏はミャンマー様式。くっきりメイクで不敵な微笑み。火曜日生まれの私の守護神です。念入りにお参りしました。
この神様仏様のオンパレードのような寺院がすっかり気に入り、その後精神的に疲れるとよく行くようになりました。今でもバンコクで一番好きなお寺です。2020年には近くに地下鉄駅ができて行きやすくなっています。(2017年撮影)
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