アジア食日記(22)タイ|ヤム(サラダ)があればご飯がとっても進む
ヤムというのは「混ぜる」という意味で、タイ料理ではサラダのこと。
日本では春雨(ウンセン)が入ったヤムウンセンが知られていますね。
基本はナンプラーとマナオ(ライム)、紫玉ねぎ、トマトとハーブ。
そして、唐辛子。
このドレッシングというかタレがタイのご飯とよく合います。
タイのローカルレストランで注文する時は「辛くしないで」と言わないと舌が痺れるような辛いヤムが出てくるので要注意です。
ヤムにはいろいろ種類があります。特に気に入っているものを幾つかご紹介。
まずは海の幸がたっぷり入ったヤム・タレー。海辺に行くと特に美味しい。
大人数で食事をするときはさらに具沢山で楽しい。
お次はイサーン(東北)地方に行くと必ず食べるヤム・ムーヨー。
ムーヨーというのはベトナムからタイに伝わった豚肉のソーセージ。
ちょっとかまぼこのような歯ざわり。
これをヤムにすると何故かとても美味しいのです。
イサーンでは高級なレストランにもこのメニューがあります。
そして、ヤム・ママー。インスタント麺で作ったヤムです。やみつきになる味。
最後は一番好きなヤム・ソムオー。会食や接待の時にもよくオーダーする上品なヤム。ソムオーというのは日本のザボンのような大型の柑橘系果物。
果肉の見た目はグレープフルーツに似ています。
辛酸っぱいヤムのタレにソムオーのほのかな甘さがちょうどいい。
日本から来たお客さんもめずらしがって美味しいと言ってくださるありがたいメニューでもあります。