かいら
地震、洪水、大雨が最近多いので、今更ながら自分の防災セットを書き出してみる。 ほぼダイソー、気合いゼロの防災セットです。本気の人はごめん。とりあえず1〜2日生き延びるぞ!というだけのラインナップなので、あまり参考にならないかもしれない。
1日目:プリン、アイス、スポーツドリンク 食欲ゼロだったけどこれだけは食えた。まだ味覚があったのでめちゃくちゃおいしかった。 寝て起きてはこれ1〜2個食べて口を冷やしてまた寝てた。卵と砂糖と牛乳入ってるやつはご飯と思え。 熱さまシートも気持ちよかった。ほんとはアイスノンとかのほうがいい気はするけど、場所取るし冷蔵庫ちっちゃいからさ、入らないのだ。 2日目〜 スイカ、メロン、梨など食欲ない時にあるとよいね。でも買いに行く気力がある場合に限られる。無理禁物。 アリナミン
8/21に発熱し、そのまま病院で陽性反応が出た中年のコロナ日記を記しておくことにする。 5類移行後、コロナ患者が田舎でも急増しているように思うので、まだかかっていない方などに参考になれば嬉しい。 個人的な体感としては軽症の部類だったと思うが、コロナ全然風邪ちゃうやんけ、というのが感想です。風邪の方がなんぼかマシというものである。 以下、経過を記す。 発症前:発症は8/20(日)の夜からだが、その前1週間の行動はほぼ通勤とスーパーのみであることを記しておく。 ではどこから?と
3/1だ。高校の卒業式だ〜と職場で話題にのぼる。 仕事の移動中、胸に赤いカーネーションを挿した男女の高校生を見かける。あの頃何してたか、みたいなことを思うけど全然思い出せない。 仕事終えて、まっすぐ帰宅。まっすぐ帰れる時は酷く疲れてるか、逆にやる気があるかのどちらか。たいていはどちらでもないので、帰りにドラッグストアで化粧品を観察して帰ることが多い。ささやかな楽しみ。 帰って洗濯、夕飯、諸々。オットがまた犬の動画を見せてくる。どんだけ好きなんですか。見せるだけ見せたらポケ
夏の夕暮れどき、帰りの車の中で、私たちはマーラーの第5番第4楽章を聴いていた。私はふと「FRIED DRAGON FISH」でそれが流れるシーンのくだりをあの子に話した。結局、一緒に海には行けないんだよというと、あの子はエモいですねと微笑んだ。美しい横顔だった。
仕事納めしてきた。今年もあと少しで終わってしまうね。 今年は色んなことがたくさんあって、そのどれもがあまりポジティブに捉えられないことの方が多かったけど、そんな中でも、まあまあ楽しく過ごせた、気がする。 でも振り返ると、苦しかった時期の方が多いのかもしれない。 人を信じることはとても難しい。 期限の決められた人間関係で上手く立ち回れるほどの技量はなかった。 健康第一。 自分の立ち位置を、改めて考えた。 そんな一年だった。 書くことをやめてから、どうにも落ち着かなくてふわふ
男が絶頂する瞬間の、身体全体の震えを感じるときが一番、せつない。自分が達する時よりせつなく、かなしいようなさびしいような。 不規則なリズムで小さな痙攣を幾度か刻み、緊張と弛緩を繰り返す男の身体を、わたしの粘膜すべてで包んでやりたくなる。それが望まれていなくても、そうしてやりたい。自分の母性のようなもののボリュームが全開になる。叫びたい衝動が穴という穴から溢れ出しそうになる。 叫ぶ代わりに控え目な甘い声を出し、余った衝動で男のうなじを握った。 暖房の効きすぎた室内
香水。匂い。五感の中で特にセンシュアルな分野だと勝手に思っている。 花の香り。金木犀の匂いがあたりに漂えば秋の訪れをいやおうなしに感じるし、冬の朝の乾いた匂い、春の土埃めいた匂い、香りはいつも、記憶と細い糸で繋がっている気がする。 昔の記憶を辿る時、思い出すのはいつも匂いである。 五歳の時、母の鏡台にあったシャネルのno.5を身体中に噴霧し、そのまま病院に担ぎ込まれたことがある。あろうことか香水が眼に入ってしまった私は、数日のあいだ両眼にガーゼと軟膏をあてられて過
綺麗なものを見て、綺麗な音楽を聴いて、心を穏やかにして、生きていきたい。
今ではもう大変に健康体(見た目的にも)を誇るわたくしであるが、幼少期は病院と縁が深い体質だった。 そもそもが八か月の未熟児で生まれ、ひと月ほど保育器の中で過ごした事がすべての発端のような気がする。小さく生まれるというのは、貧弱な肉体で生きねばならないのと同義であった昭和。いまはもう、医療も科学も進歩しているから、そんな事はないのかもしれない。 十歳までの間に三度の手術を受け、一年に一度は必ず入院し、入院とまでは行かなくても休みがちで体育の授業の後にはグロッキーになる子供
窓ガラスに付いた雨粒に、禍々しいほど鮮やかなネオンの光が反射していた。外は冬の雨で、階下の店からは誰かの歌う下手な歌謡曲が聴こえており、私は二階の六畳間で毛布にくるまっていた。 騒音とアルコールの匂いが立ち込めるところで、眠りはいつも白昼夢のように細切れに訪れた。眠っては目を覚まし、下の様子に変わりがないことに呆れてまた眠る。 時折、風変わりな客がやって来て二階に眠る子供へお土産を渡しにやって来る。寿司屋の折詰だとか、舶来の菓子だとか。子煩悩であることをアピールしたかっ
半年弱で、こんなに顔が変わるんだなあと痛感してる。あの子がどんどん大人になってゆく。私は傍観している。それしかできないからだ。
蝉の声 夏の始まり感じてる 終わる日までのカウントダウン その日まで笑顔の練習しておくね 笑って黙って消えれるように