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エリオットカウント入門
相場の未来を読み解く究極のスキルとは?
トレーダーとして「次の相場の動きがわかれば…」と思ったことはありませんか?そのカギを握るのが エリオットカウント です。エリオット波動理論は、相場の価格変動パターンを「5つの推進波」と「3つの修正波」に分け、これを組み合わせた 「8つの波」 が市場のサイクルを形成すると考える理論です。しかし、多くのトレーダーがこの理論に挑戦しながらも、 難解なカウントルールや複雑な波動の見極め方 に苦戦し、途中で諦めてしまうことも少なくありません。
なぜこの記事を読むべきか?
この記事は、 エリオットカウントを学びたい初心者から中級者のトレーダー向けに解説しています。わかりやすいステップ形式でカウント方法を説明し、 実際のチャートを使った実践例を交えながら、トレード戦略に応用する方法を徹底解説します。
この記事を読むことで、次のようなメリットがあります。
✔️ 波動カウントの基礎から応用まで網羅!
✔️ 難しい部分も「なぜそうなるのか?」を丁寧に解説!
✔️ ルールや例外、トレードの実践方法までサポート!
✔️ 未来のシナリオを複数考える「戦略的な思考」が身につく!
エリオットカウントの手順
ステップ1:仮の起点を決める
「波のスタート地点」を見つける
エリオットカウントの第一歩は、どこから波が始まるかを見極めることです。 相場の明確なトレンド転換点を探し、「ここが新しいサイクルのスタート地点かもしれない」と仮定しましょう。最初から完全に正しい場所を見つける必要はありません。後のステップで微調整できるので、 大まかな起点を決めるだけでOK です。
チェックポイント
✔️ 明確な高値または安値の位置を探す
✔️ 大きな価格の変動が発生したポイントを優先する
✔️ トレンドが反転し、相場が新しい方向に動き出した場所を意識
ステップ2:インパルス(推進波)を探す
「相場の勢い」を見つける
エリオットカウントの核心は、推進波(インパルス)の発見です。 推進波とは、相場が力強く進む 「勢いのある5つの波」 のこと。 「ここだ!」と思える明確な上昇(または下降)の波形 を探しましょう。
チェックポイント
✔️ 5つの波動構造が見えるか?
第1波、3波、5波はトレンド方向への動き
第2波と4波は逆方向への調整
✔️ トレンド方向に大きな動きがあるか?
上昇トレンドなら 高値を切り上げる動き
下降トレンドなら 安値を切り下げる動き
✔️ 修正波と区別できるか?
推進波は 強い勢い を伴うのが特徴
修正波は ジグザグや横ばい の形になりやすい
ステップ3:ルールで照合し、微調整する
「間違いを見直すチェックポイント」
インパルス(推進波)が見つかったら、次は「本当に正しいカウントか」を確認する段階です。 エリオット波動には 必ず守らなければならない基本ルール があるため、これをチェックし、間違いや見落としがないかを確認しましょう。ルール違反を見つけたら、波の位置を微調整 し、もう一度確認すればOKです。
チェックポイント
✔️ 第2波は第1波の起点を割り込まない
正しい例▶ 第2波が第1波の安値(上昇トレンド)または高値(下降トレンド)より上で止まる。
間違った例▶第2波が第1波の起点を完全に突き抜けてしまう。
✔️ 第3波は最も短くならない(通常は最も強い)
正しい例▶ 第3波が他の波よりも長く、勢いよく進む。
間違った例:▶第3波が第1波や第5波よりも短い。
✔️ 第4波は第1波の価格領域に重ならない
正しい例▶第4波は第1波の終点を超えず、異なるエリアで推移する。
間違った例▶第4波が第1波の範囲に入り込む(ただし「ダイアゴナル」の場合を除く)。
ステップ4:修正波を特定する
「相場の休憩ポイント」を見極める
推進波(インパルス)の進行が一段落した後、相場は一時的な調整局面に入ります。 この動きが 「修正波」 です。 修正波はトレンドとは逆方向 に進み、 調整終了後に再び元のトレンドに戻る のが特徴です。
修正波の形状を見極めることで、次のトレンド再開ポイントが予測できます。
チェックポイント
✔️ ジグザグ(Zigzag) - 「急な調整波」
構造▶ 3波構成(A-B-C)
特徴:▶A波とC波が強く、B波は短い反発。相場が急激に戻るため、勢いのある修正局面に多い。
見分け方▶ チャートが鋭角に動いている場合はジグザグの可能性が高い。
✔️ フラット(Flat) - 「横ばい型の調整」
構造▶3波構成(A-B-C)
特徴▶ A波・B波・C波がほぼ同じ長さ。トレンドに対して 横ばい の動きになる。
見分け方▶トレンド方向に 強い勢いがない 時に出現しやすい。
✔️ トライアングル(Triangle) - 「収束型の調整波」
構造▶ 5波構成(A-B-C-D-E)
特徴▶波が次第に縮小し、三角形のような形状に収束する。重要な 次のトレンドの直前 に出現することが多い。
見分け方▶高値と安値が徐々に収束し、 明確な三角形の形 を形成。
ステップ5:時間軸を切り替えて確認する
「相場の全体像」を把握する
エリオット波動のカウントは、異なる時間軸で確認することで精度が向上します。 相場は フラクタル構造(小さい波が大きい波の中に含まれる形) を持つため、 大きな波動の流れと小さな波動の詳細 を両方確認することが必要です。
ヒント
✔️ 広い視点で全体像を把握する
週足や日足で大きな波の進行方向を見極めてから、短期足で詳細を確認。
✔️ 小さな波形を見過ぎない
短期足ばかりに集中すると、 ノイズ(小さな動き) に惑わされるため、バランスが重要。
✔️ 複数の時間軸を同時に確認する
チャートツールの マルチタイムフレーム表示機能 を活用すると便利です。
エリオットカウント実践
それでは、実際にどのようにカウントをすればいいのかについて、ユーロドルのチャートを使用して見ていきましょう。
仮の起点を決める
まずは、大きな視点で起点となる場所を決めていきましょう。
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直近の高値が、1.121ですね。ここを起点として考えていきましょう。
インパルスを探す
起点から下落トレンドが進行しているように見えますね。この中でも下落が進んでいる部分と、修正により上昇している部分があるのがわかると思います。
その中で、トレンド方向に下落している波形を探します。
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この2つの緑のラインの部分がおそらくインパルスですね。この部分がトレンド方向に下落しているのは、なんとなくわかるのではないでしょうか?
ここから先は、実際のチャートを使ったエリオットカウントの応用解説です。エリオット波動の「実践的な応用法」を深く掘り下げ、 未来の相場予測の具体例をご紹介します。
一般的な解説では学べない「トレードの核心」 に迫ります。これはリアルなトレード経験をもとにした情報で、 市販の書籍や無料情報では手に入らない内容となっています。 トレーダー視点のエリオットカウントの使い方を是非学んでください。
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