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エリオット波動分析2025.01.27ドル円

前日の振り返り

それでは、いつもどおり前日の振り返りからやっていきましょう。これは1時間足ですね。

第2波がフラットを形成し、158円付近までの上昇の可能性を有望視していましたが、154.76も下抜けて、153円台に突入しました。
これがどういうことかと言うと、
「既に第2波が終了し、第3波の下落がスタート」
又は
「第1波の中の第4波が延長して複合波動となり、第5波の下落中」
という可能性があります。このあたりの解説をしていきたいと思います。

実際のトレードとしては、波形がとても複雑になっている時期です。カウントも複数のシナリオが想定されます。このような時は一番手を出してはいけない時期となりますので、素直に様子見するなり、チャートから離れて有意義な時間を過ごすのがいいかと思います。

前回の記事はこちら
✅エリオット波動分析2025.01.23ドル円

■日足「下落フラットC波序盤」

大きな目線では、161.95から下落トレンドがスタートし、141.75で下落のA波が完成、158.87 でB波が完成し、現在はC波の下落がスタートしたものと考えています。

A波の終点を底値にせずに、141.75としている理由としては、その後の下落が明確な3波構成になっているので、B波を拡大型フラットと仮定したためです。もしも詳しい解説を希望される場合は、コメントでお伝えください。

■4H足「下落インパルス第1波序盤」

それでは、ここで少し中期的なところも確認していきましょう。

158.87で大きなB波(紫)が完成したと考えています。
この大きなB波については、拡大型フラット(青色)と見ています。
フラットのC波の内部構成波動については、緑色で表示しています。
フラットの内部構成波動は、335ですので、C波は5波動ということになりますね。
そこから、紫の大きさの波形でのC波がスタートし、青の大きさの波形でも第1波がスタートしていると想定をしています。

■1H足「3波序盤or2波フラット」

それでは次に、1時間足で副次構成波を見ていきます。
これは現在本当に複雑になっています。

紫色の垂直の点線の位置が直近の安値として154.76で、第1波が終わったのか?終わっていないのか?によって、カウントが大きく変わります。
ここを迷う理由としては、どちらも可能性が高いというよりは、どちらも可能性が高いと言えないというところです。

①第2波終了、第3波スタート

これは、154.76で第1波が完成、その後156.75で第2波が完成していると想定した場合になります。
そこから第3波のインパルス下落がスタートしたとします。
その第3波を更に分解すると、第1波が156.75から154.83の下落、そして第2波が154.83から156.24(赤い▼)のところまで、これは波形的にはフラットですね。そしてそこから一気に下落しています。第1波が延長したケースになると思われます。

②第1波の中の4波が複合波に

こちらですね。紫の点線で囲まれた部分が全て第4波と見ることになります。そして現在が第5波の下落です。


今後の戦略

現時点での戦略はありません。波形が見えてくるまでは手を出さないのが正解となります。
全体としては、下落を狙う方が効率はいい地合いにはなっています。
もしも、①の場合は、どこかで、下落のショートを入れるタイミングを見ていくことになります。
しかし、初動のジャブも無く、一気に下落したことにより、入りにくい波形になっているのが現状です。
入りにくいと言っているのは、大きく伸びてしまったため、ストップを遠くに置かなければならず、ストップ幅が広がりやすい。また、大きく伸びてしまったため、その先の伸びしろが小さく利益が小さくなりやすい。
この点から、旨味の少ない状況となっているからです。

それでは、今日も皆様に相場の女神が微笑みますように。

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