草の國チャンネル #自治会について
久しぶりの「草の國チャンネル」です。
草の國(カヤノコク)チャンネルとは、うちの放課後等デイサービスと日中一時支援に通って来ている子どもたちと、私がいろんなことをお喋りするYouTubeの動画です。
私は30年以上「療育」に携わってきているのですが、うちに通う子どもたちは、長期間通って来てくれることが多いです。大きくなった子たちはいろんなことをお喋りすることができるようになります。自分たちの障害についても語りますし、スタッフのお手伝いもしてくれます。
いろんな子どもたちを見て育って来ているので、「Aくんが好きそうなおもちゃみつけたよ。」と買ってきてくれたり、「今日、Bちゃん来るなら一緒に遊ぼうと思ってこれ持ってきた」とか、重度の子どもさんたちに対してもとっても優しい対応をしてくれます。
中高生が多いので「自治会を作る」というのはどうだろうと提案してみました。特別支援学校でも、生徒会があるのでわかってくれるだろうと思ったのですが、私がこの話を持ちだしたのには、いくつかの理由があります。
1.高校生になっても、女性スタッフにくっつきすぎる
2.楽しくなりすぎて、声が大きくなる。
3.片付けとかお掃除とか してほしい。
まあ、こんなことがたくさんあるのですが、
スタッフが注意すると「叱られた」「怒られた!」と泣いたり、不貞腐れたりすることもありますが、他の子に言われると案外素直に聞くことが多い。リスペクトしてる子がいるみたいです。じゃ、子どもたちにきめてもらってもいいかもしれない。
あと、うちの不登校の中学生は、この度、何故かみんな高校に進学することができました。彼らは集団の中でのいろんな経験に乏しいことが多いのではないかと、みんなで話し合う機会もつくってみたかったのです。YouTubeでの録音には、いろんな子たちが参加してくれてますが、またそれとは違う経験が、何かにつながっていくのではないかと思ったからです。
案外、みんな真面目な顔で参加しています。ルールについて話しているのを聞いていたら(あまり口は出さないようにしてますが)
「〇〇くんは、いつも部屋の中を走ってるのでいけないと思います。」とか、「いつも、ドアを開けたり閉めたりしている人がいます」とか
あ、それはさ
チックってしってるよね、動かすつもりはないのに体が勝手に動いたりすること、そう、そんな感じだと思ってくれたらいいよ。とか説明してあげると、「あれ、そうだったんかー!」と、納得してくれたりします。
イベント係の子が、「クルージングに行きませんか?」と誘ってます。料金は、10500円です。
「ちょっと、待った!高すぎです。」
何かを提案するときにも、たくさんかんがえなきゃいけないことがあるね。
この人たち、ほんとに面白いです。
そんな話をしている回です。よろしくお願いします。
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