大雨が降ってます
昨夜、「伝説の子どもたち りーちゃん」を書いていて、思い出しました。読んでない方は、ぜひそちらからお読みください。
あのころ、わたしの仕事は充実していました。保護者のお茶会、支援者のお茶会、そしてこどもたちのお茶会と毎日、ものすごく働いていました。特にこどもたちのお茶会は公開にしていたのですが、おかあさん方からの評判もよく、出来れば本にしたいと考えてました。こどもたちも、まるでアイドルであるかのような扱いになっていってました。「今日の話、よかったわぁ。うちの子も、○ちゃんみたいになってくれたらいいのに」とか言われてましたから、子どもたちも満更ではなかったと思います。わたしも、毎回の面白い話と発見に魅了されていました。
あ、説明しないとわからないかもしれないですね。中学、高校生のこどもたち5人くらい(1人小学生が入ってましたが)と、わたしが、テーブルを囲みます。お茶と、お菓子は、それぞれの前に置いてあります。周りをお母さんたちが囲みます。そして、はなしがはじまるのです。不登校になった理由や、お母さんと喧嘩した話、将来についてなど、毎回テーマは違いましたが、いつもそれぞれのこどもが、面白い意見を言ってくれてました。絵の上手な子が3人いたのですが、うち2人は絵を描きながら参加させてくれるならという条件でした。話だけには、集中できないというのです。そのことだけでも、充分おもしろいですよね。
そうなんです。それに夢中になっていました。若いスタッフには、テープからの文字起こしを頼んでいました。スタッフも、それぞれ忙しかったとは思います。
立て続けに若いスタッフが辞表を出しました。4人くらいだったかな?わたしは、怒りました。不満があるなら、先に言えばいいのに、突然の辞表ですから。
それを、昨日ふと、おもいだしたのです。(あの子たちがやめて何年かたったころ「今では、あの時の、先生の話がよくわかる」とか言う言葉を聞きましたけど。)
若いスタッフは、お茶会には出てませんでした。他の仕事で忙しかったからかもしれませんが、参加したいとか、どんな話ですか?と、興味深げに聞く人はいなかったですね。こんな仕事がしたいといって、入ってきたはずなのに。
スタッフの方にも、目を向けなくてはいけないのですよね。そうなんでしょうね。このような仕事をしていると、他の家のことには、一生懸命になっていってるけど、自宅は、くずれかけている。と、いう事態が発生します。
ほんとに難しい。
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