薬での発達障害の治療、スタート
実は、最初の投稿をしてから二週間以上経ち
あまりに書くスイッチが入らないので
これを書くモードにするのに徹夜してみた。
覚醒状態に持ってくのにやる奥の手のひとつ。
こういうことを薬というもので呼び起こす、というのが投薬治療ってことになるのかな。
私が発達障害の治療のために薬を飲んでみたのは
二十三年ほど前で、
その当時は出せる薬って二種類くらいしかなかったと思う。リタリンともうひとつで(名前忘れた)、私が飲んだの
その忘れたもうひとつだったような気がする。両方試したのかもだけど、見事に忘れている(笑)
最初の三日間くらい劇的に効いて
頭がすっきりした感覚と、
私の最大の困りごとである実行機能(次の投稿で詳しく書く予定)が働いて
動ける!になったものの
その後全くそれが無くなって、ひたすら気持ち悪いとかの副作用が始まってしまったため
一錠を半分→四分の一まで減らしてみたが
効果無く副作用は出る、という状態だったので
泣く泣く投薬は断念。
元々それから遡ること十年以上前、
不登校という名前もまだ無く「登校拒否」という言い回しだった時代に
学校行かなく(行けなく)なった時に
精神科に初めて行って向精神薬というものを飲んだのだけど(名前は全く覚えてない)
半年いったかいかないか?で
あまりにぼーっとして目がうつろになってきて
内科医だったおじが「飲むのはやめた方がいい」と言ったのを機に薬は止めた、ということがあったので
精神に作用する薬に弱い、反応が強く出るんじゃないか、という危惧があって。
でも、とにかく頭の起き無さ具合をなんとかしたかったので
薬は飲みたかったのです。今度こそ、って。
そんな中
病院に通い始めたのが三月、
薬を飲み始めたのが四月
現在十六日目。
私が試したのは
セディール錠
まだ現時点で診断名が出ているわけではない(以前の診断名は伝えてある、ADHDとアスペルガー症候群)中でのスタート。
心理検査が終わってからにしましょうか、で
それを見ての「ADHDというよりはASDが強いみたいですね」ということで
メンタルに作用するものを応用して、の
この薬。
ADHDの場合は“ADHDの治療薬”だけど、ASDの場合は“ASDの治療薬”じゃないのかな?というようなニュアンス~
まあ、どっちも探ってみてるものなんだと思うけど
より「この症状ならこれ」っていう、はっきりしたものじゃない不具合なのかな??ASDの脳みそ。
不安とか恐怖とか感じたり抑うつの時に飲むようなもののうち、やさしめの作用のものらしい。
セロトニン受容体に作用する!
体質のことを考えて、まずはジェネリックではない先発薬にしてみました。
(薬局で突っ込んで聞いたら
この薬はそんなに成分に違いは無い、ということなので早々にジェネリック薬に変えるかも)
毎日飲んで二週間くらいで効いてくる、という話だったので
そろそろ効果が・・・という時期なんだけれど
むしろ飲み始めが効いていた感覚があって、少し眼がはっきりするような感じだったり
次の日はかなり頭の中がギュッとした
(前頭葉の中で内部に糸が集約するように吊られる、とでもいうような?
はっきりではないので方向はあいまい)感覚だったり。
たしかに、頭痛や軽い吐き気的な副作用が二日目三日目くらいからあったんだけど
大したことなく治まって
今はもうほぼ感じないような…
ただ、少し口が乾くのと
私はどちらかというと下痢や軟便になりやすいタイプなのが
便秘というほどではないけど、便が出ないとか詰まるようなこともあったり。
眠気が出るかも、と言われていたんだけど
むしろ頭は起きて張りがあるような感覚。
(自分の状態を説明する時は
「市販の風邪薬を飲んでぼーっとなるのが
分かりにくくなってずっと続いているような感じ」と言ってて、頭が適切に張ってないーゆるんでる感覚なんだけど
それに対していい感じにキュッとなる、っていうような)
起きてるけど起きてない、がまさに困りごとなんで
起きる方に作用してくれてありがたや!
ただ、作用が柔らかということもあって
以前のようなスキッと感起きた感ではない。
だからこそ副作用ひどくなくて良かった、でもあると思うけど。
だから、前の時の三日間だと
本当にスムーズにスタタタタ~~って感覚だったとすると
一時元に戻りかけたかも?なのを経て
今現在は
「動ける」のタイミングを計って少し意識してGO、的な感覚があるかなと。
→この辺の「動ける、動けない」ことについてが次回書きたいこと
おそらく、これがもっと作動してないから日々
「えい、えい、と動かそうとする」
のが発達障害の人、で
そういう意味では緩やかにサポートしてくれてる、という感じ。
そんなに多くの数ものごとこなせないし、休みも必要かな、とは思う。
それでもだいぶ助かる~!!
二十三年前の時も思ったけど
「やっぱり怠けてたわけじゃなかった〰️」というような体感。
“動作を促す命令がうまく出せてない感覚”がなんとも言い難くあったのが
自分で自分の背中を軽く押してあげたら足が動くよ、的な感覚。
とは言え、大変微妙で分かりにくい状態
(私は自分のやりたかったもののため、己の身体感覚を感じてみる訓練というのを結構積んできてる人間なので
描写はかなり細かいと思うんだけど
そもそも捉える感覚の部分に障害があるような気がしてる)
で、飲んでもなお
一般的スピードじゃないんだろうな?ってくらいが今のところの動き具合だけれど(行動がスロー、って意味ではなくて脳の処理能力が)。
ある意味、薬が
『からだの一部となって馴染む』
ように
親和性がとれていったら、より変わってくるのかしらん、と思ったりしております。
あぁ今、
脳の中でセロトニンさんが
蠢(うごめ)いてくれてるのかぁ……春の虫のように。
*注釈*
写真は庭の花ですが、私はこういう
「ちょっと傷んでるとか枯れてるとかのもの」を
“いとしい、美しいという視点で愛でる”
ように撮影することが多いので
あえてこういう花を載せてみました。
もちろんどう観るかなんて自由なのですが
そう思って見つめてみると、この破れ方面白いなー、なんて思えてきたりするので
よかったらそのように観るのもお楽しみ下さい。
記事の中身と写真は、なんとなくリンクさせて選んでいて
これは、不具合のある自分と重ねてる感じ。
しばらく、花の時期から少し遅れての投稿になると思います。