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No.40 1ヶ月の東京生活

朝9時ごろの新幹線に乗り、
東京駅に着いた頃にはもうランチ前だった。

13時頃の集合に向けて原宿で電車をおり
重いスーツケースをゴロゴロと引っ張りながら
竹下通りを突っ切って
明治通りを新宿方面に向かって歩き
北参道駅近くにある本社へ向かった。

なぜ北参道駅で降りなかったのか。
それは、何度か来てる東京だが今までJR線しか
使ったことがなく、東京メトロの乗り換えが
きちんとわかっていなかったことと、
それに入社式時に必要な物を
用意できていなかったからだ。

必要な物を揃えるためにわざわざ
本社から徒歩15分くらいかかる原宿駅でおり、
100円ショップへ急いで向かい用意したのだ。

事前に準備していればこんなバタバタしなくて
済んだのに…。

時間もお金もいつもギリギリで生活しているせいか
東京駅に着いてからというもの
一切余裕時間はなく、常に時間ギリギリの行動を
していた。

本社に着いた時には汗だくで1人恥ずかしかったが
今日から一ヶ月間、憧れの東京生活ができることに
胸を弾ませていた。

一緒の空間にいる同期の子たちは
北は北海道、南は沖縄まで
全国さまざまな場所から来ていた。

いろんな方言が飛び交う中、聞き慣れた方言が
パッと耳に入ってきた。

それは何を隠そう、生粋の大阪弁だ。

やはり大阪弁を聞くと落ち着くのだろうか。

大阪から来た人は私を入れて3人。
3人そのまま意気投合し、
入社式の日はずっと一緒に行動した。

入社式が終わると、それぞれ各寮へ向かうため
同じ寮に入る子同士で固まった。

私と同じ寮に入るメンバーは私を含めて7人。
大阪から来た子たちとも同じ寮だ。
7人一緒に重いスーツケースを押し
遠すぎる!と文句を言いながら
神奈川県の武蔵小杉駅に向かった。

なんで都内じゃないの…?一瞬悲しかったが
今更変更はできない状況なので、無理矢理
東京も神奈川も味わえていいか♪とポジティブに
置き換えた。

武蔵小杉駅から徒歩10分圏内に寮はあり、
私は一階の奥から2番目のお部屋。
ユニットバスなのがちょっと残念だったが
中は広々としていてすぐ気に入った。

入社式当日は、キャリーケースからせっせと
荷物を出して片付けなければならなかったため
ご飯はコンビニで購入し軽めに済ませた。

明日からは仕事を終えてからパパ活に行くという
二重労働な生活が始まる。

果たして大丈夫なのだろうか。

常に寝不足状態で生活している私なので
朝起きて出勤するという事は一ヶ月間
なんとか無事にクリアできたが、
パパ活はというと、これがものすごく大変で
なんとも言えない痛い思いをしたのだった。



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