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続・マレーシアのトイレ事情

この前はクアラルンプールのトイレ事情を主に書きましたが、今回はランカウイ&ペナン編。

無税天国ランカウイのトイレ


個室に便器、小さいハンディシャワー、トイレットペーパーがあったりなかったり洗面所にしかなかったりという基本はクアラルンプールと同じ。ただ圧倒的に多かったのは、「紙を流さずに横のごみ箱に入れなさい」というタイプ。慣れないとつい紙を便器の中に捨ててしまって、しまった!流れるかな?!と冷や汗をかく。下水道の関係で詰まるから流してはいけないらしい。

紙を便器に流すやつは「私(トイレ)へのリスペクトが足りない」とのこと
右端にあるのがトイレットペーパー用のごみ箱

ランカウイはマレーシアの北西にあり、かなりタイにも近いので、下水道もタイっぽい作りなのかもしれない。コロナ前タイに行った時は色んなところで紙を流せなかった。(今は違っているかも)
ところで、普通に考えておしり拭いた紙を蓋のないごみ箱なんかに捨てたら臭いんじゃないの?という気がする。ところが、臭くない。なぜなら、みんなハンディシャワーでお尻を綺麗にしてからぬれた水分を拭くわけで、ごみ箱の紙はさほど汚れていないわけだ。そうすると新たな葛藤が生まれる。シャワーで洗う技術のない私は、お尻を紙で拭くしかない。でも紙はごみ箱に入れないといけない。汚れた紙をごみ箱に捨てて臭くなったら「もう外国人ったら」って思われちゃうのだろうか。てことは、私もシャワーで洗う技術を身につけたほうがいい?

ペナンのトイレ


ペナンは中華系が多いので、ノーマルタイプに加えて、中華タイプのトイレも多い。中華タイプと私が呼んでいるのは、和式トイレの便器から水ハネよけを取った、穴の上にしゃがむタイプのトイレ。和式トイレとほぼ変わらないので、どっちに向いてしゃがむかだけ悩むが、意外と使いやすい。

ニューフェイス誕生


さて、ペナン島から橋を渡って陸側にあるDesign Village というアウトレットに夫の従姉妹が連れて行ってくれた。そこで奇跡のニューフェイスに遭遇。

ハンディシャワーが、便器本体と連結している!

なんとこれ、日本のウォシュレットとマレーシアのハンディシャワーの合体型なのだ。ハンディシャワーを使いたいときは、メモリを回すとウォシュレットのように便器の中から水が上向きにでる。ちなみにこんなに最先端っぽいのにごみ箱が設置されていて、紙は流しちゃいけないらしい。

丁寧に使い方が英語とマレー語で書かれている

画期的なウォシュレットだか、残念な点は、恐らくマレーシアの人たちもこれに慣れていない。この個室に入ると、床がビシャビシャだけでなく、なんと個室のドアの内側までビシャビシャだった。上の写真で、ドアの取っ手が濡れているのがおわかりいただけるだろうか。つまり、使い方がよくわからなくで水出しすぎて、ドアまで水を飛ばしたつわ者がいる。果たして、このウォシュレットはマレーシアに根づくのだろうか?

床ビシャビシャと蚊の関係

マレーシアのトイレにはたまに蚊がいる。熱帯地域なので年中蚊が飛んでいるのは仕方ないとして、トイレの個室で虎視眈々と獲物を待っているやつはかなり手強い。こっちはズボンを下ろしている関係上、お尻とか膝裏とか柔らかくておいしそうなところを喰われてしまう。
水なんかで床をビシャビシャにしたり、バケツに水をためたりするから、こんなことになるんじゃん、とマレーシアのトイレに心の中で悪態をついていたのだが、最近気がついたことがある。床がビシャビシャなトイレでは、蚊に刺される率が少ないのだ。床が乾いているところは、私はドアを開けて「やったあ、ラッキー」と思うのだが、そう言うときの方が蚊に遭遇するのだ。水が流れている方が、もしかして蚊よけになっているのかもしれない。あくまで私の少ない体験からの考察なので、これはもうちょっと調査をしなければ。

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