「ラクガキコーチ・タムラカイさんと『私のパーパス』を描き出す」イベントに参加してきた!
PYNT (日建設計東京ビル3F) で開催された「ラクガキコーチ・タムラカイさんと『私のパーパス』を描き出す」というテーマのイベントに参加してきました。ここでは、本イベントに参加しての学びや気付きを備忘録的に書き残したいと思います ( ..)φ
0.そもそもPYNTとは?
日建設計㈱が『都市の課題が集まり、未来に実装する共創の場』として、2023年4月10日からオープンしており、「つながる」「学ぶ」「発信する」の3つをテーマとして様々な取り組みを進められている施設の様でした。
開放的な空間の中に "手触り感のある展示" をところどころに交えられている面白味のある施設で、また別の機会にでもゆっくり改めて足を運んでみたいと思う場所でした。(詳細は以下のHP参照👇)
1.参加したイベントの概要
ラクガキコーチとしてご活躍されるタムラカイさんによるワークショップの中での、「ラクガキ」を通じて「自分のパーパスの原石」を知るという構成のイベントでした!✐
イベント中で挙がった大きなキーワードは『Emography (エモグラフィ)』と『Purpose Carving (パーパス カービング)』であった様に思います。参加後、イベントに振り返っていたところ、それぞれnoteにてまとめられていることを確認したので参考までに貼っておきます📌
2.イベント参加を通じて
今回のイベント参加を通じて印象に残ったことを、大きく3点にまとめて整理したいと思います!(3点以上ありますが、厳選して記載します🔎)
その①:急いで答えを求めない
イベントの立て付け的にも、てっきり「イベントの最後に、ワークショップを通じて見出した自分のパーパスを宣言する」ものと想像していましたが、その予想は以下コメントと共に良い意味で裏切られました。
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💬ラクガキコーチのタムラカイさん💬
『 15分で考えたものは、15分なりのモノにしかならない 』
『 2年間向き合い続けて、ようやく言葉に出来た人いる 』
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実際に、イベント自体は参加それぞれが書き出した「自分のパーパスの原石」について、ペアを組んでインタビューし合うところまでであり、代表者による発表の様なものもありませんでした。
発表もないところに一瞬だけ拍子抜けした一方で、一呼吸おいてみると、何だか「強制的にピリオドを打たれることのない」ことによる「良い意味での不完全感」を感じている自分がいることに気付きました。
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「イベント中のワークショップでは "不完全" であるからこそ、参加者それぞれが持ち帰って "完成" させる余地が生まれるのかもしれない。」
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目まぐるしい日々を送っていると、ついつい締め切りが無いものに対しては、答えを出すことを先延ばしにする様にも思います。だからと言って、締め切りを決めて ただ急いで答えを求めることが正しい訳でもない。何にしても【効率】を求めると、ついつい「急いで」しまいますが、「急がないことによって得られるもの」にも目を向けていかないといけないですね。
その②:自分の想いをCavingする
自分の中にある想い(パーパス)を言葉にしていく『Purpose Caving (パーパス カービング) 』の説明の中では、ミケランジェロの以下の言葉が紹介されました。※Caving:彫刻
ここの考え方が自分にとっては印象的でした。なぜならこれまで自分は "パーパスを見つける" 取り組みは、"インサイトを見つける" 取り組みに近い印象を持っていたからです。言うなれば「重なるところに着目する」というところでしょうか。
ただ、今回『Purpose Caving (パーパス カービング) 』という言葉に触れて、"パーパスを見つける" 取り組みを行う中において本来大事にするべきは、「重ならないところに着目する」という事なのかもしれないと考えさせられる次第でした。
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「”自分のパーパスに結び付かないと考えるところ” にこそ向き合いながら、少しずつ削り出していく。」
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「この部分は本当に削って良いのか?」「実は残すべきところなのではないか?」、、、削り落とした部分は元に戻せないとすることで、”パーパスを見つける” という取り組みに対する見え方がこれまでと大きく変わるのを感じました。
もしかしたら、拡大解釈している部分もあるかもしれませんが、『正解ではなく解釈』という言葉も踏まえつつ、1つの気付きとしてありがたく持ち帰りたいと思ったポイントでした。
その③:ワークシートは白紙から
本イベントでは参加者にはA4サイズの白紙が4枚配られ、ラクガキコーチのタムラカイさんの説明を元に参加者が少しだけ手を加えて、ワークシートに加工するスタイルでした。
この様なスタイルとなった背景は、「印刷したワークシートが余るのがイヤだから」というシンプルなものだったとのことでしたが、日頃アマチュアながら細々とワークショップを企画する一人のワークショッパーの身としては、「会場で準備するのは白紙とペンだけ」に強い刺激を受けました。
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「白紙とペンさえあれば、その場でワークショップを始められる。」
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ワークショップ企画に対する自分の中での自由度が広がった瞬間でした。
3.まとめ/全体を通して
90分という比較的短い時間ではありましたが、改めて大切なことを思い出したり、少し固まっていた思考をほぐすことが出来たり、新たな視点を得ることが出来たり、、、など、とても貴重な時間を過ごすことができました。
時間に対してのワークの数も多かった様に思いますが、「全体発表」がない構成であった分、途中途中で思考を強張らせることもなく、徐々にほぐれる思考による発想を楽しみにながら 進めることが出来たのかもしれません♪
引き続き、反芻しながら味わい返していきたいと思います😋