ベルリンで簡単に職を得たい人(案)難易度2
この記事を読む前に注意事項。
あえて「ドイツ」ではなく「ベルリン」としたのは、筆者がベルリンの事情しか知らないので。
「難易度2」は、ドイツ語能力が体感でA2程度、英語ならまあまあスムーズなコミュニケーションがとれる(TOEICなら700程度)。
就労ビザ保持という前提です。ワーホリも行ける可能性あり。
あくまで、一例です。
ぶっちゃけ、職種を選ばなければ簡単に見つかります。
どうもー!
早速結論に行きます!(結論を先に出すのが、良いブログの要素らしい)
ベルリンで簡単に職を得るのに狙うべき業界はズバリ、
ホテル業界。
あと、マックとかファーストフードもいけると思いますが、私はホテル接客業だったので、ホテル勤務の(特に朝食接客サービス)メリット、デメリットをこの記事で紹介します。
(飲食店でも働きましたが、そちらは大体日本と同じ、想像はつくと思います)
そして、最後に働きやすいホテルの探し方のアドバイスも書いておきます。
私は、日本人の友人が朝食サービスのマネージャーをしている関係で、「やってみない?」と声をかけられ、2年で2支店働きました。
ちなみに、筆者のドイツ語能力は体感でB2(テストは受けてないが、B2の問題集は辞書なしでもあまり困らない)、英語はダメでTOEIC680くらい。
私は、知人の紹介ということもあり、履歴書と、簡単な面接で即採用でした。語学検定試験の有無も問われません。
何より、ホテル業界は万年人手不足なので、よっぽど意思の疎通が無理というわけでないなら、条件さえマッチすれば、ほぼ採用間違い無いでしょう。
ホテルで働くメリット
割と簡単に採用される
ドイツ語がそんなに喋れなくても、英語がまあまあなら行ける
外国人が多いので、多少ドイツ語できなくても許容範囲。むしろ少しでもできると重宝されるかも。
賄いは大体ブッフェの余り物(メリット?)
余ったパンなどは、ホテルによっては持ち帰り可。(原則ダメですが)
閑散期は暇でラク。
仕事中でも、暇ならコーヒー飲んだり、許可貰えば色々食べれる。餓死することはない。
チェーンのホテルなら、社員価格で他都市の姉妹ホテルにも宿泊可。(トップシーズンは厳しい)
夫婦や同棲相手と喧嘩した時、働いているホテルに空室があったら泊まれることもある。
家のシャワーが壊れた時、大抵更衣室にシャワーが設備されてるので、便利。
ホテルによっては、福利厚生が充実。フィットネスジムの利用、やZahnzusatzversicherungなどの保険の一部負担をしてくれる
残業はほぼ皆無
レジ業務がないのが楽。
大体契約更新時に給与交渉ができる。それか自動的に上がってることも
多くはないが、チップは山分け。
ホテルで働くデメリット
給与は最低賃金(約12から13ユーロ)
朝早い(5時半スタートくらい。私のところは5時だった)
休日、祝日も出る。週末も出るのが前提。
*休日に関しては、土日が休みの企業なら、休日働けば、手当が出るのが法律で決まっていますが、ホテル、飲食業界には適用されないので、たとえ自分の休日に出勤になったとしても、代休はあっても、特別手当は出ないのでデメリットだと思う。
チームにお子さんのいる主婦(夫)が多いと学校が休暇の時にUrlaubが重なってしまい、希望日に休めないこともありうる
スキルアップは望めない(他の部署に異動という手を除いて)
周りの同僚でインテリジェンスな人は少ない
やる気のない同僚が急に病欠したりして、繁盛期にそれをやられるとストレスと疲れが倍増。
重いものの持ち運びもあり。
受付は夜勤あり。
働きやすいホテルの見つけ方。
ホテルの朝食接客専門のAushilfeエージェントがあるので、そこに登録してみて、いろんなホテルを覗いてみる。(いきなり色々ホテルを応募して一日体験でもいい)
客室数100くらいの、そんなに大きくないところがおすすめ。
一チームの人数を聞いておく。(たとえば朝食予約数70に対して三人はきつい。最低四人は常勤してると良い。それでも病欠する人が出ることも。マンモスホテルで、予約朝食数200くらいをスタッフ二人でやらされたという人もいた。予約外も当然くるので、それを考えると、死ぬ。)
*大手チェーンホテルの中でも、あまり施設規模が大きくないところがいいです。レストランがあったり、バンケットなどがあるところは、そっちの手伝いをさせられる可能性があるからです。
あと、施設が大きいとブッフェの片付けも、掃除も大変。
「ミニバー」の有無を確認する。無いところを選んで!
*ミニバーmini barは、客室の冷蔵庫を一つ一つ確認して、補充する作業。
バンケットがなくても、午後に食堂をイベントスペースとして提供しているか確認できればしてみても。(その準備をさせられこともあるので)
面接後の一日お試しの時に、同僚を観察しておく。仕事の内容を聞いておく。ホテルによって違うので、業務が少ない方がベター!
チームがフレンドリーであること!仕事が辛くても、同僚が楽しければ仕事が楽しくなることもある。(その逆も然り)レセプションの人もいい人たちならもっとよし。
バンケットや、レストランが併設されてないホテルが良い。
自宅からなるべく近く、乗り換えが少ないところ(ストライキなどあって交通機関が凍結すると面倒。それはホテルに限らないか)
ブッフェが美味しそうなら、なおよし。
ぶっちゃけ給与、労働条件は
ホテル業務の職業訓練済み、またはコックの職業訓練済みかどうかでももちろん給与は違う。コックはフルタイムで2,600(brutto)ユーロ、私はTeilzeit(週30時間)の時は手取り(netto)で1000ユーロちょっと。
有給休暇はスタート時は24か25日。(忘れました)五年勤務くらいの人が30日でした。
就業時間はフルタイムだと大体早朝5時から休憩入れて13時30くらいだと思います。うちは休憩30分でした。(でも、午後にやること少なかったので、普通に1時間休んでた)タイルだと7時半から6時間勤務でした。
うちは、一年勤務した後、Weihnachtsgeldがもらえたようです。
もし私が経験値低めで、ベルリンで自立するなら。(ベルリン無双モデルケース)
良いホテルを見つけ、仕事をする。給与面でフルタイム一択。(LV1)
半年は試用期間なので(勤務態度によって即時解雇の可能性もあり)、正規雇用になるまで一応頑張る。
本当にサボりたくなったら、病欠使って休む。
ドイツ語、英語が苦手ならこの間に勉強しておく(LV2)
正規雇用になったら、契約書もあるので住宅が探しやすくなる。フルタイムの給与なら、そんなに部屋探しも難しくなさそう。
一年か二年くらい頑張る。その間にとにかく語学を頑張る。同時に、興味のあることをやり続ける。
会社が健康保険を払っているので、持病とか、ちょっと調子が悪いところは医者にかかって治療しておく。
ホテルの仕事が好きなら続けばいいし、そこで学ぶことがあるならどんどん学べばいい。(LV3)
独身なら、その間に経済力のある人と結婚する
結婚しない場合、もしくは既婚の場合、そろそろ契約更新時にフルタイムつらければ、Teilzeitなど、勤務時間を少なくしてもらう交渉をする。良いスタッフなら、会社は手放したくないので、無理な条件でなければ交渉に応じてくれる可能性大。(私はそれで週20時間になった)ただし、生活費を考慮して。
他の部署で働けないか交渉もあり。(支店が海外にあるならそれも楽しそう)
語学に自信がついたら、(語学テストは受けても受けなくても良い)転職したかったら気になる企業にどんどん応募する。または、好きなことが実になっていれば、それを売りに起業する。(無双)
毎日スキルアップができる良い企業に転職する。(無双)
以上になります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
一応、ベルリンでのホテル事情ですが、他の都市でもそんなに変わらないと思います。ただし、個人経営のホテルに当てはまるかは保証致しかねます。
ちなみに、私はホテル業は卒業いたしましたー!冬、朝早いの暗いし寒いしね。
もし、この記事がお役に立ちましたら、「いいね」ボタン、チャンネル登録をしていただけると励みになります。
(Youtube動画の見過ぎ)
また、ベルリン生活などで質問があればコメントなどいただければ、お答えできる範囲でnote上にてお答えいたしますよ〜!