大塚 佳🌈

こんにちは、大塚佳です。LGBTQ当事者としての視点を活かし、自己探求やアイデンティテ…

大塚 佳🌈

こんにちは、大塚佳です。LGBTQ当事者としての視点を活かし、自己探求やアイデンティティの葛藤を描いた小説やエッセイを執筆していきます。初の連載作品を通じて、共感や気づきを感じていただければ幸いです。

マガジン

  • LGBTQエッセイ

    このマガジンでは、LGBTQ当事者である私、大塚佳が、日々の生活や感じたこと、社会との関わりについて綴ったエッセイをお届けします。アイデンティティや自己表現、そしてトランスジェンダーとしての視点を通じて、共感や新たな気づきを提供できればと思います。誰もが抱える小さな葛藤や喜びを、等身大の言葉で綴っています。ぜひご一読ください。

  • 【LGBTQ連載小説】揺れる希望の虹

    「揺れる希望の虹」は、自己発見と自己受容をテーマに、主人公・真輝が自分の性別違和に気づき、葛藤しながらも成長していく物語です。幼少期の揺れ動く心、初恋の相手・蓮との出会いと別れを経て、真輝は自らのアイデンティティを模索し続けます。音楽を通じて蓮と再び繋がることで、自分を受け入れ、真希として新しい人生に踏み出す決意を描きます。恋愛、友情、家族、社会との葛藤をリアルに描きながら、深い共感と感動をもたらす作品です。LGBTQ当事者はもちろん、そうでない方にもぜひ読んでほしい、誰もが抱える「自分らしさ」を見つめる物語です。

最近の記事

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LGBTQ当事者の人生と夢:私が歩む道

こんにちは、大塚佳です。他のSNSでは「ライリー・佳」として発信しています。性自認は女性で、戸籍は男性のままですが、性的指向は男性寄りです。経営者として働きながら、トランスジェンダーとして自分らしい生き方を模索しています。性別不合の診断書を取得し、戸籍名は変更済みです。身長は172cm。2024年10月には性別適合手術(SRS)を予定しています。 シナリオライターを目指していた時期もあり、文章を書くことが好きで、現在は小説執筆にも挑戦中です。これまでの経験や、LGBTQ当事

    • 【LGBTQエッセイ】動物の勘も超えたね

      ヨークシャテリアの視線に動けない!買い物帰り、バッグには冷凍食品。保冷剤を忘れてたので家路を急いでいました。ところが、ふと視線を感じて顔を上げると、目の前には一匹のヨークシャテリアがじっと私を見つめていたのです。 「わ…そんなに見つめられたら進めない💜」と、心の中で思わずつぶやきながら、その場で立ち止まってしまいました。 私が動こうとすると、そのヨークシャテリアが小さな体でぐいっとリードを引っ張り、リードを持つ年配の上品な女性を連れてこちらに向かってくるじゃありませんか。

      • 【連載小説】揺れる希望の虹 -目次-

        プロローグ 第1部:目覚めと初恋 揺れ動く心 性別違和への目覚め 家族との日常、兄妹との比較 学校でのいじめの始まり 音楽室の出会い いじめから逃れた音楽室 蓮との初めての出会い 「愛の挨拶」と蓮の歌 深まる友情と別れ 蓮との友情が深まる 蓮が転校することが決まる 別れの日、伝えられなかった本当の気持ち 第2部:模索と疎外感 新たな環境 中学・高校での新しい生活 自分を偽りながら過ごす日々 周囲との疎外感 初めての恋 クラスメートに惹か

        • 【LGBTQエッセイ】ドトールで感じた小さな自信と意外な視線

          カフェで生まれた小さな自信女子大生の視線に気づいて… 少し前の出来事。ドトールでコーヒーを楽しんでいた時のこと。4人組の女子大生くらいの女の子たちが、私のことをコソコソ話している気配に気づいた。視線が一斉にこちらに向かっているのがわかり、なんとなく嫌な予感がした。 「ああ、またか…」 いつもの、「あの人、男っぽくない?」とかそういう類の話だと思った。正直、まだまだ自分に自信が持てなくて、そんなこと言われても仕方ないかな、なんて思ってしまう。ふと、自分に向けた課題を思い出し

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        • LGBTQエッセイ
          3本
        • 【LGBTQ連載小説】揺れる希望の虹
          2本

        記事

          【連載小説】揺れる希望の虹 -プロローグ-

          真希は、街角に置かれた一台のピアノの前でふと足を止めた。商店街の片隅にあるその場所は、誰でも自由に弾ける「ストリートピアノ」だった。目の前を行き交う人々のざわめきが心地よく耳に届く。ピアノの蓋をそっと開けると、静かに指を鍵盤に置いた。軽く音を鳴らすと、馴染みのある旋律が自然と浮かんできた。 エドワード・エルガーの「愛の挨拶」。あの頃、何度も何度も弾いた曲。懐かしさと共に、そのメロディが流れ出す。音が、周りのざわめきの中で柔らかく響いていく。 弾きながら、遠い記憶が蘇る。小

          【連載小説】揺れる希望の虹 -プロローグ-

          心温まる病院での出来事:性別適合手術に向けて

          検査のための病院探しから始まった挑戦 先日、私は性別適合手術に向けた健康診断を受けるため、病院を探していました。タイの病院で指定された項目が細かく、更にデータで提出することなど…これまで通っていた病院では対応できない検査が必要だったため、新しい病院を見つけなければならなかったのです。しかし、何度も問い合わせても「そういうのはやっていません」と冷たく断られ、心が折れそうになっていました。 ようやく3件目で、親身に話を聞いてくれる病院に出会うことができました。「大丈夫ですよ。

          心温まる病院での出来事:性別適合手術に向けて