海外現地採用 | もし仕事の能力が衰えているように感じたら…
こんにちは、オーストリアに家族と移住し、高等教育機関で勤務しているKayです。
私が海外で転職しよう、と決めたとき、国内転職するのと同じくらいのノリだったなあと今更ながら思います。
転職しようと思い立って、現在の職場から内定もらうまでの期間が約一ヶ月と、劇的に早かったのもあり、たまたま勤務地が外国だったくらいの気がしていたのです。
当たり前ですが、国内転職と海外転職は全く違う次元というのは、後々しっかり理解するのですが。
その大きな違いの一つ。
滞在許可にまつわるゴタゴタや、海外引越の煩雑さはもちろんなのですが、仕事においても100%のパフォーマンスができていない感覚が強く、それがかなり長い間続いていました。
一つ一つのタスクをこなすのにいちいち時間がかかり、完了できる仕事の量が、疲労感に比例せず、すぐに息切れするような日々。
7年ほどの経験がある、全く同じ業種、職種での転職にも関わらず、私ってこんなに仕事できなかったっけ?と思うことも。
そんなとき、ハイキング好きの上司が週末登山に行った話をミーティングの冒頭でしていました。
これだ…
私は、まさに高山病の症状に悩まされていたのです。
留学も駐在も経験したし、海外移住もいけるいける、安定した就職だって決まったし問題ないでしょ、と挑んだ山。
今までの経験から、それなりに良い登山靴や適切な服装、備品は用意していました。
が、思ったより標高の高い山。高山病対策してなかった。
標高の高い山々で、普通にパフォーマンスできるわけがない。酸素濃度が違うのだから、ただ歩いてるだけで、息切れするのは不思議でもなんでもない。
なので、自国をでても、仕事などで高いレベルのパフォーマンスを保てる人たちって、本当にすごいことだと思うのです。
また、それと同時に、今まさに盛り上がっているオリンピックで活躍するトップのアスリートたちが、意図的に酸素の薄い標高の高い地域で、強化トレーニングすることも思い出しました。
と言うことは、この環境で走れるようになれば、いつか日本に戻ったときには、日本代表くらい強くなれている可能性もあり?
強化トレーニング中と思えば、パフォーマンスが衰えている気がする自分を許すこともできそうです。
そして、登山中だからこそ見られる美しい景色を楽しむことも忘れずに。
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