「教育移住」というトレンドにモヤった理由がわかった!
こんにちは、オーストリア在住🇦🇹のKayです。
最近、noteなどでやたらオススメ記事として出てくる「教育移住」関連のネタ。私の記事のキーワードやら閲覧記事に基づいてとはいえ、Newspicksにも取り上げられていて、興味深く閲覧しました。
でも、なんだかモヤモヤ…
なんなんだろう、このモヤモヤは。
教育が第一の目的ではなかったにしろ、私自身、転職がきっかけでオーストリアに移住してきて、こどもたちは現地校に通い、見事トライリンガルに育っていて、私自身も日々学ぶことばかりで本当にいい経験ができているので、来れて良かったとしか思えないのですが…
さらに、親が何が子どもたちにとってベストかと考えた末、これが結論なのであれば、正しい答えなんてないので、誰もその判断の良し悪しをジャッジしてはいけないと思うし、
日本の教育は良いところも悪いところもあって、海外ももちろん同様で、どちらが優れているとかないと思うんで(いずれかが自分にとってより快適というのはあるにしても)、選ぶのは自由だし、
上記に矛盾するようだけど、やっぱり海外で若い子達が視野や価値観を広げてくれればいいのに!と、以前の記事にも書いたように、それは私の真摯な願いでもあるので、この教育移住のトレンドは私の考えにも沿ったはずなのに、
あ、もしかしてエージェントとか通して、さらっと移住して、有名校とかに子ども入学させちゃうお金持ちへのやっかみ?
とか、色々考えたんですが、違う違う、やっとわかりました!
あれです、「全然売れてなかったアイドルをずーっと応援してて、急に売れちゃって世間に名が知れて話題になっちゃった寂しさ」と、「私が本物のファンだもん!」って主張したい、あの感覚だと!
小学校から高校まで田んぼに囲まれた近所の公立学校に通い、いわゆる英才教育というのには無縁でしたが、帰国子女に憧れ、いつか海外に住むと言い続けた私は、親の支援や理解もあり、着実に努力できる環境にいました。
努力できる環境にいたというのは何よりも幸運だったとしか思えませんが、実際とても頑張ったので、子育て世代になってから同世代の親たちが話題に乗って、さらーっと、移住してる人を見ると、「えー!でも私のほうがずっとファンだったんだけど!」と言いたくなっちゃうんですよね(笑)
つまり、とてもとても個人的で感情的な理由だと言うことがわかりました。
ということは、それさえ取り除けば、こうやって教育のタイミングで海外に目が向くようになったのは素晴らしいことではないですか!どんどんしましょう、教育移住!(単純)
ただ、誤解されないように一つお伝えしたいのは、海外に目を向けて、現地で教育を受け、そっくり他国の文化や教育制度を輸入したらいいのになんて微塵も思っていません。
将来的に外貨獲得できるように、というような経済的な目的の人もいるようですが、私はそのへんは詳しくないので、一旦置いておいて。
私が個人的に思う「教育移住」の大きな利点は、全く異なる価値観を目の当たりにしたとき「そういう考え方でも良いんだ〜」とお互い思える意識が国内で増えていくことによって、日本が今よりも、もっと温かい国になるだろうな、ということかもしれません。