ハネムーン期なしの海外移住
こんにちは、Kayです。
育休明けに、海外移住を思い立ち、今まで住んだこともない、現地語も分からないオーストリアで現地採用を決め、思い立ってから半年で移住しました。無事、現地入りしております。
思いつきから走り続けた半年。まだ走り続けています。
日本にいた引越準備期間がヘトヘトすぎて、別れを惜しむ暇もほとんどありませんでした。現地入りしてからも毎日が忙しすぎて、ヨーロッパの美しさに酔いしれる時間もなく、毎日寒いはずなのに汗だくになって、食料品の買い出しをしている気がします。
そう、いまなにがしんどいって、家族の食料品買い出しやら家電やら、重い荷物を毎日運んでいることかもしれません。スーパーから家までの心臓破りの坂道がとにかく辛くて辛くて、私はこんなことをするためにヨーロッパに来たのか?と、ついつい、ネガティブ思考に陥ってしまいます。
でも、
フライトは子どもは2人連れていた割には順調だったし
入国審査もなぜかEUレーンに通され、何一つ質問されずにスルー
引越の大量の荷物も空港税関をスルー
予約していたジャンボタクシーも来てくれた
借りていたアパートもすぐ入れたし
シャワーはちゃんと良い水圧と共にお湯出るし
トイレは詰まってないし、便器はあるし
先に注文していたIKEAも全て届いていたし
考えてみれば何にも問題なし。
これってすごいこと。
ただ、本当に、日々の買い物が辛い。
普通、海外に行くときって、多くの人が通るフェーズって
ハネムーン期(なんでもよく見える)
ショック期(やっぱり日本が良かった!)
適応期(ここも悪くないな)
というはずなんですが、今、自分がどこにいるのか謎です。
ハネムーンではない、明らかに。そんな物事キラキラに見えない。
ショック受けてるわけでもない。バスが25分遅れで運行していたとしても、まあそんなもん。
もちろん、適応もまだしてないです。1週間じゃ、国内だって無理です。
そんなことを考えていたら、オーストリアの郵便局からの通知が届きました。送っていたEMSの6箱の税金支払い通知、80ユーロ…
支払いはもうしょうがないとして。なにがしんどいって、郵便局まで引き取りにいかなきゃいけないんです。家から、車で15分。ダンボール6箱どう運ぶの…タクシーに全部載るのか…
そんなふうに疲れているときに、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の動画をふと見ると涙が溢れました。今は無理だけど、近々絶対に行って、喜びの涙を流すんだ、という決意のもと、私は明日も頑張ります。
今は、きっと、ふんばり期だから。