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海外移住 | 性格が変わってきた気がする

こんにちは、転職がきっかけでオーストリアの移住し、こちらでの生活が2年目に入りました。

米国大統領選挙でトランプが当選確実となり、アメリカ人の同僚が落ち込みすぎて、仕事休んだほうがいいんじゃないかというレベルで心配ですが、今回は選挙の話でなく、こちらに来てから、なんだか性格が変わってきた気がするという話です。

海外に住む日本人女性のイメージって気が強くて、負けん気があって、物怖じせず発言しちゃったり、たくましいイメージがあるかもしれませんが…

私、めちゃくちゃ大人しくなってる気がする。

日本では、明らかに、明らかに私は、

明るい!豪快!猪突猛進!フットワーク軽い!

と見られていました。

コミュニケーションを取ろうものなら会話の中心となり、仕事ではリーダーシップとって、ぐいぐい進んじゃう。いわゆる学級委員タイプ。

でも、この1年、職場で私が存分に発揮してきたキャラクターは、

几帳面、完璧主義、真面目、かっちり計画建てて行動する…

この相対する特徴。

これって海外在住者あるあるなのかもしれません。

現在、同僚とのランチや、会議などでの私のキャラはどっちかというと聞き役。日本では結構あり得なかったです。

言葉の問題かな、と思ったのですが、それよりもひとつ大きなファクター。

思ってたのと違うリアクションが来る!

だから、思い切った発言ができない。

大げさに言うと、最近見た真田広之の「将軍」の感覚で、「何したら侍怒らせて、急に斬られるかわかんない!」という、日本に漂流したイギリス人状態。

海外にいると、日本みたいに気を遣わなくていい、自由に振る舞える、みたいに思われてるかもしれませんが、気を遣うポイントが変わっただけだし、むしろどこが地雷か日本よりまだわかりません。

笑いをとるつもりで、あるエピソードを紹介したら、本気で同情されちゃったり。

あと、笑いを取るときって若干皮肉ったりするパターンが往々にしてあると思うのですが、なんせ私の職場はあまりにも色んな所から人が集まっているので、少しでもネガティブなことをいうと、誰がどう傷つくか分からないので、ビビリな私はとりあえず黙って聞いておく、という選択肢になりがちなのです。

例えば…

先日、イギリスのヨークに出張で行ったとき、行列ができているお店があったので、こんな小さい町で珍しいなと思い、何を売っているのか聞いてみると、なんと手乗りサイズのおばけの置物の店!

ヨークの小さいおばけ

えーなにそれ〜!こんなんで行列作るー?と思い、職場に戻って、ディスるつもりはなくても、その話を「ちょっとビックリしたんだけどー」という語調で話していると、

このおばけ?

とリンクをシェアしてくるスコットランド出身の同僚。まさにそれだったので、

私:そうそう!てか、1個20ポンドってめちゃ高くない!?

と話していると、

同僚:私、持ってるよ。ベッドテーブルに置いて、寝てる間になにも悪い事が起こらないようにお守りにしてる。

がーん。

私:あ、そ、そ、そうなんだね、so sweetだね、日本にも、そ、そういうお守り、あ、あるよ!(でも例がとっさに思い浮かばない)

という、ワタワタ必死フォロー。

このスコットランド出身の同僚は不快に思っているようではありませんでしたが、これ以上変な言い回しにしなくて、ギリセーフ?みたいなスレスレのところでした。

このことからも分かるように、まったくもって探り中の私。

日本にいたとき仲が良かったのは、海外経験が長い日本人か、日本が長い外国人。色々な物事の認識が近く、発言の強弱がつけやすかったんですよね…

でもある日、ふりかけが話題になったとき、同僚のアメリカ人は

あぁ、あの水槽みたいな味のフレーク?

と、平気で言ってました。

これくらい面の皮が厚かったらいいのに…


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