無理して合わない働き方をする意味
特に日本人に顕著なのかもしれないけど、自分の心を偽って好きでもない好きにもなれない雇用形態に固執し、自分がどんな状態でどんな雇用形態なら、そもそも雇用される事すらも必要なのかを考えず、いや考える事すらも教育されず、結果として世界で一番、自分が所属する企業を憎んでいる人間を増やしている。
学校では資本家と国から税を、安定的に搾り取られる為だけの財源として正規雇用に固執するべく教育を受け続け、自分の幸福は何かを考える事を一切教えられない。何故なら個人主義なんて増えたら、皆好き勝手生きて税収が減るからだ。まぁリーマンから取れる税収が減ったところで、現在の様にあらゆる面で税を取られているから大差ないが。
正直日本人の正規雇用妄信制度は異常だと思う。異常と言うか国からの強力な洗脳が掛かっていると、勝手に感じているところだ。正社員かそれ以外か。正規雇用以外は非人間みたいな風潮はいまだ根強い。
断っておくが現状正社員の人達は勝手ながら、よくやれているなと尊敬している。誰もが好きな仕事に就ける訳でもないのに、世間体や子供の為と自分の心を偽り、好きでもない好きにもなれない奴隷労働を、苦しみながらも続け、それで何とか何十年も働けているからだ。しかし自分の気持ちを騙し続け、体と心にダメージを受けながら働き続ければ、普通に病気になる。
思い返せば無理をし世間に合わせて、時給換算したらクソ程低賃金の正規雇用の奴隷労働を、文字通り奴隷の様にしていた。普通に非正規雇用でストレスを抑え、家計管理をして貯金と積み立てをしていれば、どんなに少なくても社会に出てから10年もあれば、500万はあったと思う。
正規雇用で年収1000万でも貯金ゼロな人間は非常に多い。その一番の理由は奴隷労働のストレスにある。家のローンや子供の教育費などももちろんあるだろうが、何よりの原因が奴隷労働のストレスだ。
そもそも労働者でいる時点で、働いている時間を拘束されてストレスが溜まる。ストレスが溜まると消費欲が高まる。そして酒、お菓子、ジュース、外食、ギャンブル諸々、さらに見栄の為のあらゆる物と、なんでもござれで消費させられる。消費すればその分働かないといけない。働けばまたストレスが溜まる。ストレスが溜まれば消費させられる。持てば持つほど、稼げば稼ぐほど労働者でいる限り、金は貯まらない様な構造になっている。
この世は労働者のストレスの量と、消費の量で経済が構成されているので、ストレス強度が低い人間ほど合わない働き方をすると、仮に年収を上げられたとしても、ストレスで過剰に消費させられ、いつまでも金が貯まらない様になっているんだよね。
まぁ合わない働き方をしていても、金を貯める奴は貯めるし、やるやつはやる。身もふたもない話だが、結局は自分次第なのかもしれない。だが今、これだけ働いているのに、ちっとも金が貯まらず毎月赤字と言う人間は、確実に何かが間違っているだろう。それは雇用形態なのかもしれないし、稼いだ金を過剰にギャンブルや見栄の賃貸、化粧品、洋服に消費しているのかもしれない。
そして何より重要な事が、原因を自分で除かない限り、現状を続けるといつまでも貯金が無いと言う事実だ。
今はネットの恩恵で、自分が何故金が貯まらないのかと言う原因に、調べさえすれば気付ける可能性がある。疑問に思い調べさえすればね。
あまり金金と言いたくないが、なんだかんだ最後に物を言うのは金の量だし、ある程度の金が無いと何かを選択する権利すらも無くなるので、世間の若い内は遊んでおけ、とか、経験に使え、とか、そんなに金を貯めてどうするの、とかに惑わされず、自分の権利と人権を守る為にも、特に若い方は早い内から貯金に励んでほしいと思います。