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仕事術4~有言実行~

皆さん、こんにちは。
土井啓史です。

僕は大学を卒業後、NECで営業を7年間経験し独立起業、複数の事業を起こし運営する傍ら、多くの法人のスタートアップにも携わって来ました。

現在は、転職支援やITスクールの運営を手がける株式会社Career Art(キャリア・アート)の代表として仕事をしています。

ありがたいことに、多くの方とお仕事をご一緒させていただくことができ、本当に優秀な方々からさまざまなことを学ばせていただける日々を過ごしています。

さて、彼らと仕事をしていると、会社員にせよ、フリーランスにせよ、経営者にせよ、成果を創り出している人には、「原理原則」とでもいうべき共通点があることに気づきます。

そこで、僕が彼らと仕事をするなかで感じた、成功するためのエッセンスだと思うことを、「うまくいく人の仕事術」と題して、自分への戒めをこめて、いくつかご紹介していきます。

第4回目の今回は、「基礎基本の徹底」、すなわち、「当たり前のことを当たり前にやりきる大切さ」についてです。

ビッグマウスはいいこと?悪いこと?

世の中には、「ビッグマウス」と呼ばれる人が存在します。

「大口を叩く人」という意味のようですが、僕なりにもう少し言語化すると、「到底実現可能とは思えないような大きな未来を語っている」人なのだろうと思います。

日本では、「ビッグマウス」というと、どちらかというと悪いイメージが付きまとっているような気がします。

しかし、僕は「ビッグマウス」それ自体は、全く悪いものではないと思います。

「ビッグマウス」ということは、裏を返せば、自分のビジョンや目的目標が明確で、そこに向かって全力で努力しているということであり、これ自体は素晴らしいことだと思います。

僕自身、経営者を志し、努力し始めるに際し、まず大事にしなさいと言われたことが「目的目標を明確にすること」でした。

目的目標を明確にし、未来を語ること自体は、大きな結果を創っていくうえで重要なことです。

問題は、その未来を語った後だと思います。

その未来を実現すれば「有言実行の人」と認識され、大口を叩いていた過去は、「昔からすごかった」と称賛されることになります。

一方、その未来を実現できなければ「ホラ吹き」と呼ばれ、批判を浴びてしまうことになると思います。

僕は、たとえそれが不可能に思えたとしても、各人にとっての理想の未来を語ることは非常に重要であり、それを実現することは、それ以上に重要なことだと思います。

だから僕は、少し冷たく聞こえてしまうかもしれませんが、人の「言うこと」は基本的に信用しないようにしています。

大事なのはその未来を実現するために「行動しているかどうか」。

さらには「結果にしているか」です。

言っていることよりも、やっていること。やっていることよりも、結果。結果を見れば、何を意図していたかがわかります。

これまで、「有言実行の人」も「ホラ吹き」もたくさん見てきたので、基本的に自分に対しても他人に対しても、僕は行動と結果を見るようにしています。

大谷翔平選手に見る「有言実行」

皆さんは、「有言実行」と聞いて、誰を思い浮かべるでしょうか。

僕の頭にぱっと浮かんだのは、メジャーリーグのトッププレイヤーの一人として活躍する大谷翔平選手です。

大谷選手は高校時代から、プロ野球界からもずっと注目される存在で、プロ入りは確実と言われる選手でした。

しかし大谷選手は、「日本プロ野球を経ず、いきなりメジャーリーグに挑戦したい」と語りました。

日本においては、まず日本のプロ野球で実績を残してからメジャーリーグに渡るというのが一般的です。しかも、日本で大活躍した選手でもメジャーリーグでは全く活躍できない、といったケースも稀ではありません。

結果として大谷選手は、日本の球団に入団する決断をしたものの、当時ではまだ前例のない、ピッチャーとバッターを両立させる「二刀流」に挑戦すると語りました。

そして並々ならぬ努力の結果、ピッチャーとしてもバッターとしても超一流の実績を残し、所属球団を日本一に導くなど、誰もが認めるトッププレイヤーとなりました。

メジャーリーグでもトップレベルの成績を残し続けている大谷選手は、野球界のスーパースターです。

そんな大谷選手こそ、究極の「有言実行の人」だと思います。

大谷選手は自身が表明した目標を実現し、彼をビッグマウスとして叩いていた人を実績で黙らせただけでなく、過去にまでもスポットライトを当てることになりました。

大谷選手が高校時代につくっていたという「曼荼羅アート」が一時的に注目を集めるほどになりました。

高校時代から、メジャーリーグで活躍する人間になるために、野球のみならず、メンタルや人間性の部分も含め、どんな人間であるべきか、何をするべきか、事細かに書いて、それを一つずつ着実に実現していたといいます。

日々、自分の目的目標に向かう日々を過ごし続けていくからこそ、今の輝かしい実績があるといえます。

未来は今〜目標から逆算される日々の積み重ね〜


誰もが大谷選手のような、超一流のアスリートになるわけではありません。

スポーツ選手である以上、体格による影響は少なからずあります。

しかし、大谷選手が歩んできたプロセスの中には、大いに真似すべき部分があるのではないでしょうか。

自分の目的目標を決めて、そこに向かって愚直に努力する。これは誰にでも真似できることです。

何も難しいことではありません。

日々の明るい挨拶、報連相、タスク管理、即レスなど生きていくうえでも必要なこと、誰でも絶対にできることを、誰にも真似できないくらい徹底してやることです。

一見すると実現不可能に見えるような壮大な未来であっても、明確に思い描き、言語化すること。そして、それをかなえるためにやるべきことを考え、そこから逆算された毎日をこつこつと積み重ねること。

今日もやるべきことを徹底的にやりきって、理想の未来を実現するため、一生懸命仕事します。


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