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第2回 定番のトリッカーズカントリーブーツ 11年目

今回紹介する靴は、
トリッカーズのカントリーブーツです。
モデルはSTOW。

こちらを購入したのは2013年の7月末のことでした。
昨年10年目にして初のオールソール。

この7月で11年目突入。


いつの間にやら付き合いが11年目。
本格靴のブーツの1足目。
革靴としては2足目でした。(1足目の靴はいつかまた。)
リジェクト品かつセール品で5万ちょいになっていたのを見て、6万財布にぶち込んで買いに行ったのは良い思い出です。
(当時は桃太郎ジーンズの2万5千弱が服に出した最高額でした。コート類は古着かファミリーセール等で70%くらい割引された2万いかないやつを着てました。)



1.そもそもなんで買ったの?

みんなに聞かれることです。
「たかが靴に・・・」なんてことはよく言われました。
当時は「ウルセー(笑)」と適当に誤魔化していましたが、本音は社会人になって私服に自信を持ちたかったってのが一番でした。

学生時代はスニーカー一本の生活で、特に冬になるとコートを着るたび足元が貧相だなーなんて思ってました。(なお、スニーカーは機能性と使い勝手とお値段は最高に良いと思います。今思うと着る服によって使い分ければいいだけの話ですね。)
滅多に壊れない靴が欲しい。
重々しさが欲しい
俺、こんなん履いてるよってちょっとした自慢したい。
自信を持ちたい。
そんなわけで清水の舞台から飛び降りる思いで購入に至ったのでした。

コバはドーンと立派で納得の存在感

2.元はエイコーンでした

覚えているのは、モウブレイのニュートラルで履きおろしをケアした後のことです。
ブラシが終わった靴を持って来たジーパンと合わせて見ると、
「色、明る過ぎねぇ?」
と思ってしまったんです。
当時の虎の子のデニム、一年目の桃太郎ジーンズも育っておらず、濃い藍色にエイコーンが妙に浮く。
「何か気恥ずかしい・・・。」
そう思った僕はネットを開き、明るい色にちょっと暗い色を入れることを知ったのでした。
ミディアムブラウンを入れたり、チェスナットを入れたり色々やったけど、今は基本無色でケア、偶に気分でチェスナットを入れる程度に落ち着きました。
エイコーンとは似ても似つかないけど、唯一の色感になって愛着も一入。

エイコーンを綺麗に保った人とは全く異なる色のくすみ具合

3.ずれたハート

正規品を持っている方はよくご存じだと思いますが、このモデルのカントリーブーツはメダリオンがハートっぽいのです。
ここで僕のリジェクト品を見てみると

ストームウェルトのとこに隠れちゃってますね。上3つの写真からでも分かります。

結構ずれてるんです。
でも、これが一番この靴を欲しいと思った理由です。
だって、絶対に「私の!」って言えるから。
見れば見るほど「良いな!」って思えたんです。
今でも愛おしいって思える部分です。

4.経年変化

もうぐにゃぐにゃのノンストレス。
これぞ第二の皮膚。
薄手の靴下を履くと一体感を越えて安心感すらあります。

右足外側


左足外側


右足内側着用時


左足内側着用時


自分の靴になってるなーと実感できる部分ですね。


5.歩き癖を教えてくれた

主に右足の内側。
無色オンリーのケアではなく、色を入れたから余計に目立ちます。
立派な私の記録。

踝の内側はかすれ、踵の内側はコバの塗料か何かが付いちゃってます

6.終わりに

11年目に入るわけですが、この子とどこまで歩いて行けるのでしょう。
山の中、田舎道、雨降りの都会、人混みの都会。
次の景色は何が見えるのか。
10年を超えたのでどうせなら20年目、それ以上を一緒に歩いていきたいです。
まずはトリッカーズの200周年の年にイギリスまででしょうか。
前回の靴と合わせるとすごい荷物になりそうです。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。




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