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【アメリカ生活】小学生の頃から大学出願を意識する親たち

こんにちは。アメリカ在住 主婦のKayです。

3回目のアメリカ生活の中でなんとなく感じていること、それは「アメリカの大学出願が20年前より大変そう」ということです。

最近では、大学出願専門のカウンセラーやアドバイザーを頼む人も結構いると聞きます。

アメリカの大学入試は日本の推薦入試のように、高校までにやってきたことのPR、推薦状、成績(GPA)、エッセイなどで決まります。

この中でも「高校までにやってきたことのPR」が曲者。スポーツだったり、ボランティアだったり何でも良いのですが、他の人より突出した成果が必要になります。

先日、こどもが将来大学出願時に可能性を拡げられたらと親が小学校の頃から意識するようになっているのだなぁと気づいたことがありました。

近所の子たちは、小学校の頃からたくさんの習い事をしています。ほぼ毎日放課後は習い事という子もいるくらいで、次から次へと忙しそう。スポーツで、野球とバスケを掛け持ちしている子、音楽やアートに力を入れている子もいます。

中学からは、野球、サッカーなど様々なスポーツで、中学校のVarsity Team(体育会系チーム)が選抜され、活動しています。皆、大学出願時に「何か光るもの」を作るために、中学、高校のVarsity Teamに入れるように、小学校の頃からスポーツに勤しむのです。

我が家の近所の男の子たちは野球をやっている子が多いのですが、最近、どうやら同じチームに入っていない子がいることが分かりました。

保護者コーチが選手を選んでいく形でチームが編成されるそうなのですが、近所の仲良しだからと、一緒のチームに入れてもらえるわけではないようなのです。

小学生の頃からそこまでシビアなのか・・・と正直驚きました。

できるだけ「強いチームで自分のこどもをプレイさせたい」という気持ちが働くのだと思いますが、「純粋にスポーツを楽しむ」というわけにもいかない事情が垣間見え、少し切なくなりました。

もちろん皆が皆そんな感じなわけではないですが、よい習い事、スポーツチーム、音楽、コーチの話題はママたちの会話で話題にあがりやすく、その背景をそれとなく聞いてみると「将来困らないように(大学出願時に・・・)、可能性を拡げておけたら」ということのようなのです。

教育、習い事は、どこまでやっても完璧、十分にはならないですよね。親の不安を和らげるので、課金競争にもなりやすいです。

アメリカの大学出願を意識した習い事合戦が、なんとなく、日本の中学受験の加熱にダブってみえてしまうKayでした。

今回もお読みいただき、ありがとうございました。

また来週に。みなさま、よい週末をお過ごしください。


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