AI時代の音楽・映像クリエイター

AI技術の進化により、音楽制作とミュージックビデオの制作がこれまで以上に低コストで高効率に行えるようになっています。以下に、AIを活用した曲作りとミュージックビデオ制作のメリットと具体的な方法を説明します。

1. AIを使った曲作り

メリット

• 低コスト: スタジオやプロデューサーを必要とせず、自宅でプロフェッショナルな音楽制作が可能。ボーカリストも楽器演奏者も不要。

• 高効率: AIツールを活用することにより短時間で高品質な曲を生成できる。

• 創造性の補助: 作曲のアイデアが不足している場合でも、AIが詩や新しいメロディーやビート、曲のアレンジを提案。簡単なプロンプトで曲そのものも生成も可能。

具体的な方法

• AI作曲ツールの利用: AIVA、Amper Music、OpenAIのJukedeckなどのツールがあったが、直近ではSUNO AIなどの曲生成AIを使うことで、テキストプロンプトだけでプロフェッショナルな音楽を生成します。

• AIドラムプログラミング: Drumbit、EasyDrummerなどのツールを使用して、リアルなドラムパターンを自動生成。

• AIミキシングとマスタリング: LALAL.AIやLANDRのようなAIツールを使用して、ミックスとマスタリングを自動化。これにより、プロフェッショナルな音質を低コストで実現できます。

• Apple Logicの最新バージョンはAIが生成した曲をパートごとに分割し、ミキシングのマスタリングが可能になりました。マスタリングもAIが自動でやってくれます。

2. AIを使ったミュージックビデオ制作

メリット

• 低コスト: 高価な撮影機材やロケ地を必要とせず、ビデオ制作が可能。

• 高効率: AIツールは短時間でビデオ編集やエフェクトを追加できる。

• クリエイティブなエフェクト: AIが生成する独創的なビジュアルエフェクトで、視覚的に魅力的なビデオを制作可能。

具体的な方法

• AIビデオ編集ツールの利用: Adobe Premiere ProのSensei、Magisto、Lumen5、Filmoreなどのツールを使用して、ビデオの自動編集を実現。これらのツールは、音楽に合わせて映像を自動で切り替えたり、エフェクトを追加したりします。

• AIアニメーション生成: 素材は、OpenAIのDall-Eで作成し、それらをRunway ML、DeepArt、HaiperAIなどのツールを使用して、アニメーションや特殊効果を自動生成。これにより、プロフェッショナルなビジュアルを低コストで制作可能。

• AI背景生成: NVIDIA GauGANなどのツールを使用して、リアルな背景や風景を生成。これにより、実際にロケ地に行かなくても、さまざまなシーンを演出できます。

3. 実際のステップ

1. アイデアの構想: 曲のテーマやスタイルを決める。

2. AI作曲ツールでベースを作成: 上記のツールを使って、メロディーやビートを生成。　ボーカルを含む曲を生成。

3. AIミキシングとマスタリング: 曲の音質を整える。

4. ビデオのストーリーボード作成: ビデオのコンセプトを描く。

5. AIビデオ編集ツールで映像制作: 映像の編集、エフェクトの追加。

6. AI背景生成でシーンを追加: 必要に応じて背景や追加シーンを生成。

7. 最終調整と公開: 最後に細部を調整し、完成品を公開。

結論

AIを活用することで、音楽制作とミュージックビデオ制作が劇的に簡素化され、コストを削減しながらも高品質な作品を生み出すことが可能です。これにより、アーティストやクリエイターはより多くの時間とリソースを創造的な活動に割くことができるようになりました。
私も2024年の3月中旬から4月にかけて１.５ヶ月で１４曲のMVが完成し、４９万回再生、それを集めたアルバムも完成させることができました。ものすごい効率です。

寿STUDIO