笑顔をもらえる人
写真は油屋熊八さん。別府に来て初めて知った。
別府駅前にその銅像は立っている。
別府観光の父と呼ばれ、ピカピカのおじさんとも呼ばれる人。
アイディアマンで、地獄巡りを思いついたり、日本で初めて観光バスにバスガイドを乗せた。
PRの仕方もアイディア万歳。別府温泉の宣伝に温泉マークを多様し、富士山の頂上に「山は富士、海は瀬戸内、湯は別府」と書いた。
アイディアマンは、人を感動させる。
思いもよらぬことを言うからだ。
更に熊八さんの行動力。これが伴って観光の父と呼ばれるほど慕われている。
別府には熊八のアイデンティティが息づいている。
一度別府を盛り上げるためにやるぞー!
と号令がかかると率先して動き出すメンバーがいる。
そしてやることなすこと、アイディア万歳。行動力もピカイチだ。
お弁当のテイクアウトに並ぶ密を避けるためにはじめたドライブスルー。
映画館を救うために計画したドライブシアターを、なんとか低下価格で実施するために、外から映画が見えない空間。密にならない場所。屋外。全てを叶えた百貨店の屋上での開催。しかもネーミングは「スカイシアター」。
百貨店の屋上のイメージが一新されるネーミングだ。
困った人を救うためのアイディアを出し、そしてそれを実現してみせる。
まさに熊八アイデンティティ。
皆さんを見ていて気がつく。
別府のために。誰かのために。自分のためでないことに真剣に打ち込んでいる。誰かを笑顔にするために決して妥協もしない。
そして皆さん自身が「笑顔なのだ」。
楽しんでやっている。
だからみんなを笑顔にするんだ。
そして一緒にいる私も最高に楽しみたいと思わせられる。
熊八さんもきっとそう。自分が一番わくわく楽しんでいたに違いない。きらきらしていたに違いない。
そんな人は周りを惹きつけて笑顔にする。
仕事だってそうだ。働くのは生活のためだけではない。
自分の仕事が必ず誰かに繋がっている。
誰かを笑顔にするために、まずは自分が最高!に楽しまなくては!!
それを改めて教えてくれた、現代の熊八達が私は大好きだ。