片付けの許容範囲
今のクラスにはおままごとコーナーがあります。見立て遊びを大事にしているので、素材がたくさんあり、必然的に片付けもそれなりに大変になります。
例えば赤い布で作られたスティック状のもの。子どもたちはそれをウィンナーに見立てて遊んでいますが、それが15本あります。その色違いもあって、同様の数があります。
それらは“おままごとのおもちゃ“として、一括りにして大きな箱にまとめて入れておけるわけでもなく、それぞれのおもちゃごとに片付けるべき箱が用意してあります。
数えてみたら48個のカゴありました。そして、その箱にはそのおもちゃの写真が貼ってあって、子どもたちが目で見て間違えないようにしてあります。さらにそのカゴを置く場所にもそのおもちゃの写真が貼ってあって、カゴをどこに置けばいいのかも目で見て分かります。
この状況って普通?丁寧すぎ?どうなんでしょ。
写真にないものはどうしたらいいの?
この仕分けシステムは部屋だけではなく、園庭にあるおもちゃも同様に片付けることになっています。
買い物カゴが8個置いてあり、そこには例によってどのおもちゃを入れたら良いのか分かるように写真が貼ってあります。室内でも園庭でも変わらず、子どもたちはそこへ使ったおもちゃを片付けていくのですが、
「先生、このおもちゃ写真に載ってないかどこに片付けたらいいのか分からない」と、他の先生に伝えている子を見ました。
その先生は似ているおもちゃのところでいいよ、と言ってました。
このケースは別の時も同様にありまして、また別の先生は「考えてごらん」と言ってました。結果、その子はすごく悩んでました。
第1目的は何だ?
私は子どもたちの片付けに、何を求めているんだろうと思いながら今記事を書いてます。
使ったものをちゃんと箱にしまうだけでも“片付け“。
けれどいつの間にか、私が求めて(求めてしまって?)いるのは、“仕分けして綺麗に片付け“。片付け自体はきちんとやっているのに、“仕分けして綺麗に“の評価があるからちゃんと子どもを褒められていない気がする。
これも習慣次第なのかな。
必要以上に丁寧な環境を用意しすぎて、逆に子どもたちを苦しめているような感覚があり。どうなのかな〜?って思ってます。
ん?片付けと整理整頓って違うよね?