天地想像~世界観を形作る第一歩~

アフリカファンタジーを書くぞ!
じゃあ何から決めて行くか。
プレートテクトニクスかな。

どんな立場の誰がどんな行動をしどんな結末に向かうか…
そんなストーリーラインは自分の中にあって、
キャラもある程度はこんな見た目で、と言うのがあるんですが、
そのキャラがどんな価値観で、どんな行動を好むのかみたいな部分が
まだ深くまで掘り下げられていないのが現状なんです。

で、その価値観とか行動基準って何から生まれてくるのかと言えば
そのキャラが生まれた文化であり、受けた教育であり、育って来た環境。
その環境って言うのは何かって言えば、気候、土壌、生態系。

狩猟と農耕って言うのは、生活サイクルからして大分異なっているので
どんな食べ物をどう言う風に手に入れているか、って言うのはその人物の
生活様式に大きく関わってくる部分だと思っています。

で、それはどんな食べ物が周りにあるか、って事でそれが動物なのか植物なのか。動物を獲って食べているにしても、その動物はどんな生態系の中に生きているものなのか、植物であればそれはどんな環境で生きているものなのか、それを決めて行かなければ動植物を描けないと言うか、それさえ決まればそこに生きる動植物なんて自動的に決まって来る筈。土地の特性が決まっているなら、その土地でししか生きられない動植物しか居ない訳なので。

土地よりも植物よりも先に動物が居る、なんて事は通常ありえない事なので、こんなファンタジーな動物作りたい、から入ると自然環境との齟齬が生まれやすいのかな、って思う訳です。肉食性動物は植物食性動物や昆虫を食べる訳で、その植物食性動物や昆虫は植物を食べている訳で、その植物は多くの場合、土から生えて来ているので、先に土から決めなければな、と。

じゃあ土地の特性を決めれば良いじゃん、ってなった時に、その土地の特性って何で決まるんだろうと考えると、土、水、光、風…そう言ったものの条件に他ならない。作物が育ちやすい土なのか、水場がある土地なのか、降雨量はどうか、日照は多い地域なのか、風は季節によってどう変わるのか、風によって何が運ばれて来るのか、それによって気温はどんな影響を受けるのか。そんな訳で少し土壌とか風の向きとかを調べていたんですけど、そこでもっと大きな存在に気付いたわけです。

土、水、光、風。それらの条件って、その影響を受ける土地がどう言う風に出来て、地球上(創作の舞台は我々が今いる地球とは少し違う地球)のどの位置にあるかによって変わってくるのではないかと。山が出来たり谷が出来たり川が出来たり湖が出来たり。短いスパンで言えばそれは風化や浸食等で出来たりするんでしょうけど、長いスパンで言えばそれば地殻変動で起きるもの、すなわちプレートテクトニクスで起きるものじゃないか、と。

じゃあそれよりも先に惑星が出来た経緯や宇宙の成り立ちから考えないといけないじゃないか、と言うような話にもなりかけたのですが(勿論出来ればそこから考えていくのが一番確実だとは思うんですが)、今回は断念です。
宇宙は既にあって、地球の基礎は出来上がっているものとして、進めます。

登場人物が生きている場所が、プレートテクトニクスによってどのように形作られ、地球上の位置(これで日光や雨、風が決まって来る)、他の大陸との距離(陸続きに動物や植生が広がっていく条件にあるか、土地や食料を奪い合う民族が近くにいるか)、陸と海の関係(雨→川→海→雨の循環、潮の流れが変わり風の流れや気温にも影響を与える、海を越えてやって来るもの)、地形(山の高さ、谷の深さ、川の長さ、湖の大きさ)、地質(何が分解されて堆積した土壌なのか、火山はあるのか、地震は起きやすいのか)などを決めておかなければ世界観は出来ないんだろうな、と言う結論に。

と言う事でプレートテクトニクスを勉強して行こう。
創作と言うのは天地を想像するところから始まるんだなぁ。




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