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創作ノート

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2020年3月の記事一覧

知識の密輸

生活費を得る為に途上国の人間が、先進国の大学生のゴーストライターとなって論文執筆を代行する事があるそうだ。
動物、薬物、美術品、発掘品まで、様々なものが密輸されるけれどこれは、知識の密輸のように私には思えた。

密輸した論文を提出するなんて、その人にはよほど勉強がつまらないものだったのだろうか。勉強するのは楽しかったけれど、論文を書くのはつまらなかったのだろうか。

自分は最後まで楽しく勉強してそ

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刻一日

7000万年前は1日が18時間だったと言う。
生物ごとに一生の長さが違うのだから、感じている時間感覚も生物ごとに異なっている。
けれど太陽が上がって沈むと言う1日のサイクルは同じ。
そう思っていたが、その1日と言う概念も時と共に移ろう。

1日と言う概念を移ろわせるのは1日1日の時の積み重ね。
1日も進化を繰り返して今の形になっているのだな、と。

岩で眠る、眠る岩

枕状溶岩。海底から噴き出した溶岩が、
海水に触れて即座に冷え固まったもの。
丸っぽい形から枕状溶岩と呼ばれている。

かつて海底にあった枕状溶岩が、
陸の上の山から見つかる。
これもプレートの働きによるものだ。

この岩を枕にしたらさぞかし寝辛そうだ。
枕状溶岩は眠り続ける。
かつて海の底にいた夢を見ながら。
いつかまた、海に変える日を夢見て。

漣痕

漣痕(れんこん)。さざなみのあと。
波によって動かされた海底の砂の形が、プレート運動によって衝突した山の地層から化石化して見つかる事があるらしい。漣の痕。
それは天高く聳える山脈が、遥かな昔に海の底にあったと言う履歴。

植物発電

ドリアンが蓄電器になるらしい。
光合成の仕組みを応用して発電しようとする研究や、
水田をソーラーパネル化出来るかも、とも言っている。
植物が作り出す糖から電気を作り出す研究があるらしい。

植物からの恩恵に「電気」と言う概念が加わる日も
そう遠くないのかもしれない。植物を点ける。
そんな表現が使われる世界が来るかもしれない。

神に殺される

アフリカ。象が害獣になっている地域。
象は村に入って来て作物を食い荒らす。
被害に遭うのはサファリを作る為に土地を追われた人々。

現地の人は昔から神を神聖視ししていた。
そして象は象牙の密輸の観点からも保護されている。
害獣だからと言って象を傷付ける事は許されていない。
だが象の方は、追い払おうとする人間を殺す事もある。

相手を傷付けず、自分達の生活を守らなくてはならない。
神と、人の定めた法

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地中海と巨大洪水

地中海は昔は干上がった塩の沙漠だったらしい。
500万年前、大洪水で大西洋とつながったとか。
堆積物のデータからそれらが分かる、との事。
外海とつながる。大洪水。堆積物。これは使える。

着生植物

自ら根を土に下ろさず、他の木に「寄生」する着生植物。
 人に着生する植物はないだろうか。都市伝説とかではなく。
 肺にキノコの菌が生えてしまう病気はあるらしいけれど、
 共生出来る形で着生してくれる植物はないだろうか。

天地想像~世界観を形作る第一歩~

アフリカファンタジーを書くぞ!
じゃあ何から決めて行くか。
プレートテクトニクスかな。

どんな立場の誰がどんな行動をしどんな結末に向かうか…
そんなストーリーラインは自分の中にあって、
キャラもある程度はこんな見た目で、と言うのがあるんですが、
そのキャラがどんな価値観で、どんな行動を好むのかみたいな部分が
まだ深くまで掘り下げられていないのが現状なんです。

で、その価値観とか行動基準って何か

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