ザコの味噌煮 ~醤燜雑魚~
山東料理は、中国四大料理のひとつ。にもかかわらず広東料理や四川料理に比べて存在感が薄い。上海の人も、山東といえば「青島ビール」や「山東煎餅(葱クレープ)」など、どちらかというとローカルグルメ的な扱いをしている印象。
実際には、海・山・川の豊富な食材を使った繊細な料理で、何を食べてもおいしい。野菜はパリパリだし、海鮮は鮮度にこだわっている。日本の人の口にも合うと思う。
正直、これでもかと砂糖をぶち込む上海料理よりよほどおいしい。
おいしい魚料理
山東省へ出張に行ったときに、地元の人からごちそうしてもらった魚の味噌煮がとてもおいしかった。
なんという料理かと聞いたら、特に料理名というほどのものはなく、地元の人は単に「醤雑魚(Jiang Za Yu)」と呼ぶらしい。
ザコなんですね。
上海でも食べられる!
大衆点評で検索したら「東莱饞房」という山東料理店で提供しているのを見つけ、さっそく食べに行ってみた。
料理名は醤燜雑魚。出てきたのは4匹の雑魚。
マナガツオ、カレイがあって、あとの二匹はよくわかりませんでした。。
(真ん中のやつがおいしかった。詳しい方ぜひ教えて下さい)
どれもプリプリでおいしかった。
このお店は貝料理が有名らしくて、他にもアワビ、ツブ貝、ホッキ貝、ハマグリなど、そそるメニューがたくさんあったのでぜひまた行きたい。