見出し画像

キャラクターの口調は生き様で

 キャラクターにはそれぞれの口調がある。
 それは1番と言って良いくらいにそのキャラクターたちの特徴を表す要素だが、必ずしも上手くいくことばかりではない。口調が違えば違うキャラクターになってしまうし、他のキャラに似ていたり、変わり映えしなかったり、なんかしっくりこなかったりと、様々な問題がある。
 そうなってしまうと、それらのキャラクターは魅力的でなく、誰にも好きになってもらえない。それではせっかくのキャラクターが台無しだ。
 そうならないためには、口調が単なる「言い方」になってはならない。なぜなら口調とは生き様であるからだ。つまり口調の違いとは生き方の違いを表し、「口癖」「語尾」「声の出し方」「速さ」「抑揚」などの多くの要素からなる。たとえそれらの内いくつかが同じキャラクターがいても、他のいくつかは必ず異なる。
 それは生き様が違うからである。当然にキャラクターはそれぞれの生き様があるはずだ。それを表す最も大きなものが口調であるから、まさにキャラクター性とは口調の違いであるとすら言うことができるのだ。

 キャラクターにはそれぞれの口調がある。もちろんそれは上辺のものではなくて、たとえ作られた存在であるキャラクターであっても、その生き様を表すべきものである。そうでなければ口調はキャラクターの魅力を十分に表せず、ただの「言い方」それだけのものとなってしまう。
 それはあまりにも、もったいないことだ。

※このテーマに関する、ご意見・ご感想はなんなりとどうぞ

いいなと思ったら応援しよう!