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100年程度の人生に「定石」などありえない

 どうせ人生などよくて100年ほどしかないので、何かを試行するにはサンプルが足りず、つまり「確率は収束しない」。どんなに頑張っても報われないまま終わることも、反対にちよっとのことで好機に恵まれることもある。そして歴史は参考にならない。
 過去にこういう人生があったから、自分の人生もそうなると思うのは勝手だが、ともあれそれが「確実だ」と言えるようになるまでにはとてもじゃないが時間が足りない。そのことを踏まえた上で私たちは自分の人生というものについて、それが「人生」という一般的なものではなく、自らのたった1回しかない特殊なものだと理解しておくべきである。

 どうせ人生などよくて100年なのだ。
 ならばそのために、再現しきれない定石や歴史や常識、確率などをあてにするのではなく、もっと個別的な目標と個人的な野望、必然的な思いに沿うことが結局は思い通りの生を実現するはずだ。

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