かわうその川流れ日記⑩~都会で感じたこと・あなたの心をきっと癒してくれるサンクチュアリ~
10日目。
前回変えたタイトルがもう馴染んできた。
この文字列を見るだけでざわついていた心が落ち着きを取り戻す。水のせせらぎと、抵抗虚しく無情にも下流へと流されていくかわうその声と、それから諦念を得て、ただ空に溶けるような静寂を纏った彼の吐息だけが聞こえる。すべての生命の安らげるサンクチュアリがここにはあったのだ。
以下本文。
8日目と9日目で書いたように、都会は私には居心地が悪く感じられた。個人の存在自体と価値のの揺らぎとか不安定さにいたたまれなくなるからだ。
しかし