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映画を見た男くん
映画「音楽」を見た。
監督である岩井澤健治がほとんど一人で、手書きで、7年かけて書き上げたというアニメーション映画である。
これがなかなか面白かった。
アクションうっすらあり、恋愛うっすらあり、努力なし、友情はすでに芽生えている。という、どこに焦点を当ててみればいいのかわからないアニメーションである。
しかし、そういうアニメが流行った時期があった気がする。
いわゆる、「日常系アニメ」というやつである。7年前から作っていたので、その年に完成し黄金期に作り上げていたら、違う評価をされたかもしれない。
映画の感想としては「演出がすごい」と感じた。
多彩な方法で音楽の演出をされている。
ロトスコープ(*1)という、実写映像を手書きのアニメーションに落とし込む手法ばかりが脚光を浴びているが、
*1(a-ha「take on me 」のMVみたいな手法)
他も急に“はじめ人間ゴン”の様になったりなど、多彩な演出を見る事が出来る。
それが感情の起伏が少ない内容の中で熱い演出を生んでいる。
凝らして観るのも、ぼんやり観るもの向いている映画だと思うが、冒頭に書いた通りどこに焦点を当てて観ればいいのかわからないため、誰に対して勧めていいのかも分からないのだけれども。