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ステージでのイヤモニのススメ

昨今、テレビやライブイベントでみる歌手たちの多くが、イヤフォンをつけて歌っていますね。例外もいますが、数でいうと圧倒的です。これがイヤモニです。 さて、みんななぜイヤモニで歌い、演奏するのでしょうか。きっといいことがあるのかな、と思いますよね。それをざっとまとめてみました。 諸説あるでしょうし、ここに書かれていない長所・短所もあると思います。興味を持ったらいろいろと調べてみるといいでしょう。 本編がちょっと長いので、時間のない方向けに結論だけ書いておきます。興味があれば

    • REAPER で歌詞プロンプターを実現

      自分がやろうとしている世界観を先に書いておきます。 ライブにおいて DAW を用いたマニピュレーター業務(オケ出しのみを含む)があるのが大前提 現場で歌詞のプロンプターを手動でめくる人員をなくしたい 曲の途中であっても勝手に追従して、常に適切な歌詞を演者に見せたい 当日の「歌詞間違いに気づいたから直したい」「ここだけ歌詞出すタイミング早くしたい」「ラスサビもう1周増やしたい」というワガママに極力対応したい 1 じゃないケースや、2 が苦じゃないケース(バンド メンバ

      • ワイヤレス IEM 機器のレイテンシー調査

        手持ちの機器を実測しました、というだけのお話。 なお、状況等によってレイテンシーにばらつきが出ることもあるので、だいたいこんなもん、という目安としてご活用ください。 前置き:レイテンシーの桁感一般的には 20 msec (0.02 秒) より遅いと演奏者に違和感が出ると言われています。演奏者のレベルやパートにもよりますが、10 msec 以内であることが望ましいでしょう。 BPM 120 の場合に 16 分音符は 125 msec の長さとなります。つまり 20 msec

        • ボーカリストがリハスタでイヤモニを使うには

          このノートは以下のシナリオを中心に書いています。 バンドのボーカリストが、リハーサル スタジオで、イヤモニを使うための操作 最終的にはライブハウスでイヤモニを使う前提 バンドのパートは、ギター、ベース、ドラム、鍵盤を想定し、普段のスタジオ リハはこなせるメンバーたちと一緒である イヤモニのためのワイヤレス システムは Xvive XV-U4 を想定し、イヤフォンは遮音性のあるものを用意していること なお、先に拙著「ステージでのイヤモニのススメ」を読んでいただくとイヤ

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        ステージでのイヤモニのススメ

          UAD 版 Auto-Tune Realtime Advanced を DAW から操作

          近年、ライブ パフォーマンスにおいてもリアルタイムでピッチ補正をするケースが増えています。レイテンシーなく、しかも高品位で、となると、2022 年初頭においては Universal Audio 社の UAD システム上で動く、Antares Audio Technologies 社の Auto-Tune Realtime Advanced が最有力となります。 これを現場で利用するにあたり、ライブの進行に合わせて外部から設定変更やバイパス指示をできないと現実的な利用は難しい

          UAD 版 Auto-Tune Realtime Advanced を DAW から操作

          UAD Console の MIDI 制御を試してみた

          大切なことなので先に書きます。 ここで使っている UA Midi Control を使った方法は Universal Audio 社 (以降 UA) が提供している機能ではなく、公式にも認めていない方法です。いつの日か使えなくなったら諦める覚悟が必要です。その日がこないことを願いながら、設定の備忘録としてこのノートを書いています。 UA の apollo シリーズをコントロールする Console というソフトウェアを、外部から MIDI で操作する、というお話です。

          UAD Console の MIDI 制御を試してみた

          備忘録:RME UFX から UFX+ へのワークスペースの移行

          だいたい頑丈で信頼性も高くて手放したくない UFX なので、何かあっても修理して使う人が大半だと思います。ただ、自分のように MADI ほしさに UFX+ に移行する人もいるでしょう。というのが今回のお話。 自分の使い方自分は主にライブでのイヤモニのモニター ミキサーとして使っており、常に複数のバンドや団体のセッティングをぐるぐると変えながら使っています。 入力チャネルにラベル名をつけたり諸々の設定管理の面から、スナップショットの切り替えではやっていけないので、「ワークス

          備忘録:RME UFX から UFX+ へのワークスペースの移行

          MIDI のピッチ表記問題

          MIDI ノートの 60 番の「中央のド」の音をどう表記するか、という古くからの問題。実は MIDI 規格として規定がないのです。これが諸悪の根源。これからも苦しむことになります。 昭和の時代から、ヤマハとローランドで違うんだよな、とは思っていながら、どっちがどっちだっけ、とすぐに答えられる人は少ないわけです。自分もそうです。 というわけで、DAW 目線ではありますが、いろいろ調べたので、自分の覚え書きとしてまとめておきます。同じことで悩んでる人も参考になれば幸いです。2

          MIDI のピッチ表記問題