
コンデンサの電荷分布と蓄えられる電荷の関係【電験三種:理論】
はじめに
コンデンサの直列接続および並列接続における電荷分布と蓄えられる電荷(電荷量)の関係について知っておこう。
特に直列接続の場合の電荷量の関係が直感に反するので、意識して覚えるようにしよう。
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1.直列接続における電荷分布と蓄えられる電荷の関係
・電荷分布
コンデンサは誘電体を極板で挟んだものである。
電荷は正電荷(+)と負電荷(-)が対になって極板上に分布している。
電荷は、誘電体で隔てられた極板上の電荷(+)と負電荷(-)が対になって蓄えられている。

コンデンサの電荷分布
・蓄えられる電荷
直列接続の場合は、各コンデンサに蓄えられる電荷は同じである。また、全体で蓄えられる電荷も同じになる。

直列接続において蓄えられる電荷
2.並列接続における電荷分布と蓄えられる電荷の関係
・電荷分布
コンデンサは誘電体を極板で挟んだものである。
電荷は正電荷(+)と負電荷(-)が対になって極板上に分布している。
電荷は、極板上の電荷(+)と負電荷(-)が対になって蓄えられている。

コンデンサの電荷分布
・蓄えられる電荷
並列接続の場合は、各コンデンサに蓄えられる電荷は同じではない。(ただし、静電容量が同じ場合を除く)
全体で蓄えられる電荷は、各コンデンサが蓄えている電荷の和になる。

並列接続において蓄えられる電荷