12年振りの新刊です。 48歳からの推し活と友だちづくりをついての作品です。 チューリップ推しな方は、是非とも宜しくお願いします。 『昔夢見た魔法の靴で知らない国へ行ってみたい』(アマヤドリブックス) 7月31日配信予定 定価1,300円です。
父から一度だけ手紙をもらったことがある。38年近く前のことだ。 父がよこしたのは、エアメール。もはや死語かと思う。インターネットも携帯電話もない時代で、海外への連絡手段は国際電話か、郵便しかなかった。 国際郵便には二つあって、一つは船便、もう一つは航空便。船便は着くのが何ヶ月か先になるので、一般的には航空便で手紙をおくった。エアメールとは航空便のことだ。 私が住んでいたのは、米国東海岸の古都で、多くの日本人留学生が市の中心街に住んでたのと異なり、すこし郊外の、学生が多い
本日、PERFECT DAYS 8回目です。 舞台挨拶付き^_^
「PERFECT DAYS」を7回見たので、主人公・平山をwikipedia風にプロファイリングしてみました。映画を見た見た方なら楽しみます。長文ですが、ご一読ください。 この記事をプロデューサーで共同脚本の高崎卓馬さんに送ったら、「7回も!!ありがとうございます!もう作った自分たちよりも平山さんに詳しいですね」とお返事いただきました。嬉しいです。 久しぶりに調べて書くことを楽しめたので、映画の中で気になる主人公を見つけてまたプロファイリングしてみますね。
「映画について考えることは幸せである」ーーー以下、ネタバレあり。あくまでも個人的妄想です。 来歴神奈川県鎌倉市に生まれ育つ。父は元国会議員。母は大手食品メーカーの令嬢。平山は長男であり妹がひとりいる。 父は平山を将来地盤を引き継ぎ政治家となることを期待していたが、父親の権威気質と女癖の悪さを嫌い、中学時代から反発。70年代のオルタナティブなロックミュージックと文学に傾倒、大学時代に親の反対を押し切って同棲結婚し、一女を授かる。 音楽と文学に傾倒 生活のために大学を休学す
【以下、ネタバレありです】 「PERFECT DAYS」を7回映画館で見た。12月25日に見て、すぐにもう一度見たいと思ったが、年末年始の諸々でかなわず、2回目を見たのは正月気分もなくなり日常に戻った1月18日だった。 3回目は1月22日、次が1月25日、1月28日と翌29日は2日つづけて見た。そして2月2日に7回目を見た。2月5日にも映画館には行ったが、ウディ・アレンの作品を見たので、今のところ7回しか見てない。 もう一度二度は映画館で見てみたいと思っているが、その
家から職場まで3キロほどの峠越えを日々歩いている。 峠を越えた先には漁村があり、海まで通じる用水路の上、遊歩道があり、私はそこを歩いてゆく。 遊歩道のある一帯は市街地から離れ、山の斜面に住宅はあるけれど、最初に見たときにはさびれた場所だなあと思った。 遊歩道にしても用水路にしても、二、三十年前に作られてから整備させた様子なく、放置されているように見える。 「PERFECT DAYS」にも、スカイツリーが見える地域に、そこだけ昭和40年代から補修されることなく、外壁のモ
「PERFECT DAYS」を二度見ました。年末に小さなスクリーンで、一昨日大きなスクリーンで。年末は後方の席から、一昨日は前方の席から。どちらも見ているのは中高年ばかりでした。 私が✕でツイートしても「PERFECT DAYS」に関してはほとんど反応がありません。この映画の客層を思い浮かべてみると、反応がないことにもうなずけます。ツイートするような人たちはこの映画を見てないのです。 映画のレビューを読んだりしても、昭和を知らない人たちからは辛辣なコメントが多くなされてい
半袖Tシャツで大丈夫という季節になってから<お出かけ>しなくなった。 秋の<お出かけ>に向けてへそくりを節約していることもあるし、男性更年期で気分も落ち込みがちで全てが億劫に感じることもある。一番の理由は人混みが苦手だからだ。 コロナ禍はよかった。どこに行っても空いていて、観光地も閑散として、映画館も寄席もガラガラで。今は違う。どこに行っても混んでいる。浅草も京都も映画館も寄席も酒場も海岸も電車も。引っ込んでいた人たちが街に一斉に出てきただけでなく、外国からもお客さんがう
いつも書くことは昔のことだ。 昔むかし、私が夕刊紙の編集記者であった時、ある人にコラムの連載を頼むと手紙を出したら、その人が電話してきて、優しい小学校の先生のような声で、 「編集部に伺いますよ」 と言った。30年近く昔のことだ。 その人はテレビで見るのと同じ、柔らかでちょっと眩しいものを見るかの表情で、神保町のはずれの編集部に現れた。その人のために<編集部特派記者>と肩書きを付けた名刺を用意していた。私が名刺を渡すと、その人は、 「嬉しいなあ。名刺なんか作ってもらったのは
社会人になったばかりの時、仕事が終わると私は酒場に向かうのが好きで仕方なかった。銀座のオフィスから高円寺まで出て、大学時代の友達S君と待ち合わせの酒場によく行った。酒は一軒では済まず、二軒、三軒と続く。最後に辿り着くのは、新高円寺駅に近い<富士屋>という大箱の大衆酒場であった。私はまだ実家で暮らしていた。実家は国立市にある。<富士屋>まで辿り着いた時は、実家には帰らない。S君のアパートに雑魚寝である。 一時期私にゾッコンのガールフレンドがいた時は、彼女が仕事を終えてから社用
5月8日(月)大雨強風のち曇り前日からの雨が朝になって激しくなる。仕事場へ行こうというタイミングで、あらゆる警報が出る。それでも撥水スニーカー、防水パーカーに傘をさして出発。リックにはレインカバーをつける。 5分歩いたところで撥水なはずのスニーカーが下から浸水。ズボンはびしょ濡れ。靴下も時間の問題であった。いつものルートで住宅地を通り、途中から峠をこえる。坂をのぼるので当然ながら水は川のように流れてくる。 峠をのぼり切り、下りは遊歩道を歩く。その脇に流れる用水路がゴーっと
5月1日(月)曇りのち晴4時半前に起きて海へランニングに出る。帰宅して諸々料理して朝からビール。大量のハムサンドも。 母の日に何を贈るのがよいかとカミさんが問うのでじっと考えて、ラジオにしようと思う。そのラジオが届く。我が家にも一台。想像よりも手のひらサイズだった。ダイアルもスイッチもSonyらしく小さいので老人には操作しにくいのでは? ラジカセもCDラジオも家になく、ラジオはスマホのアプリからスマートスピーカーに飛ばして聴いている。ラジオのチューニングはそれに比べると難
4月24日(月)曇りエンジェルス戦を見ていたら、ウォード・トラウト・オオタニサンと三者連続ホームランが出た。素敵。 他の球場でも、吉田が1イニングに2ホームラン(しかも1本は満塁)、ヌートバーは先頭打者ホームランと大活躍。メジャーリーガー増えすぎて追いかけるのが厳しい。そんな中わが道をゆく藤浪。 夜、ニュージーランド産の牧草牛(ヒレ)をステーキにしたらめちゃくちゃおいしかった。国産和牛のヒレは、ヒレなのにさしがかなり入っているものも多いが、牧草牛はいっさい脂身はなく赤身だ
4月17日(月)晴ひさしぶりにこの【日日の泡】を更新。今こうして翌週分をあたって見直すと<4月>なのに<3月>となっていた。 明日はお休みなのでおつまみ5品用意。枝豆、白いんげん豆のサラダ、ほうれん草のごま和え、冷やしトマト、ひき肉とアスパラと蒟蒻の炒め物、お揚げと沢庵と長ネギのおかか和え。ビールがすすむ。 4月18日(火)晴のち曇り夕方にわか雨朝海まで歩き、筋トレし、午前中からカレーを仕込む。 昼に仕上がったビーフカレーを食べ、午後に街へ出る。 駅ビルの眼鏡屋でレン