韻豆スタンプができるまでとそれ以外の話
大変お世話になっております。作家の河谷です。
メールの冒頭にそう書くのにも違和感がなくなってきました。初めは「吉本興業」と書いては消して、同じところでまた「吉本興業」と書いて舌打ちして消していました。気を抜くと「ヨシモト∞ホール」と書いてまた消して、というのをひたすら繰り返します。これが恋愛の歌なら「もうええわ」ってなるぐらいにあの子のことが忘れられない状態です。
今まで「吉本興業、ヨシモト∞ホールの河谷です」と言っていたところを「作家の河谷です」と言わなければならなくなったのは、きっと結婚して苗字が変わった奥様が初めにぶつかる壁と同じようなものなのではないかと思います。
今でも前職場での作家としての稼働が多く、きっと「辞めたのにまたおるんかい」となっています。直接言われたことはありませんが、みんなそう思っているのではないでしょうか。サッカー部のOBが勝手に来てはグラウンドの一画を使われるあの感じかもしれません。嫌ですね。
というのも、2週間前ぐらいから今日にかけてやたらと忙しく、ありがたいことに毎日何かしらをしている状態が続きました。ヨシモト∞ホールでの公演もそうです。それが一旦落ち着いてきたのでちょっくらブレイクタイムがてらnoteを書いています。
まず、Aマッソ加納さんのラジオ「Artistspoken」にゲストとしてお呼びいただきました。14日に収録、15日にアップロードされたのですが、これが作家になってから一番最初の稼働でした。作家として1発目の仕事が"ゲスト"って珍しいですよね。
収録場所として指定された場所に向かうと、そこは住宅街からも大通りからも離れた裏の裏の裏みたいなところで、下手すればここで集団に襲われて葬られる可能性もあるかもしれないと気を引き締めて臨みました。
Aマッソさんが出演した過去の公演で、私が舞台監督にどれだけ怒られたのか。そして私がどのようにして『野澤輸出のお笑い大喜利』を担当するようになったのか、過去の加納さんとの思い出などをアーティスト感0でただ楽しく喋っていますので、よろしければぜひ聴いてみてください。これがなんと300円。有料です。すいません。
翌日7月15日から25日にかけて、公演が9本ありました。他の作家さんがどのようにお仕事をされているのかが分からないのでなんとも言えないのですが、私は1本にかける時間が割と長めで、そんなに頻繁に公演を打てないのでこの期間は死ぬかと思いました。
ありがたい事に7月18日開催の『コメディ十種競技B』と、7月21日開催の『野澤輸出のお笑い大喜利』が好評につき配信期間が延長となり『コメディ十種競技B』はおばあちゃんの大活躍や山口コンボイの食生活事情を。『野澤輸出のお笑い大喜利』は地獄を1週間楽しんでいただくことができました。
そして、お笑い大喜利で川北さんが産み出したオリジナルキャラクター「韻を踏む豆"韻豆"」のLINEスタンプが販売開始になりました。
多くの方の販売スピードの速さに驚くツイートをお見かけしましたが、本当はお笑い大喜利が終わった3時間後ぐらいにスタンプは全種類完成していました。このまま順調にいけば翌日に販売開始できたのですが、ひとつ「ランダムのガンダム」と書かれたスタンプが著作権違反で弾かれてしまい、新たに「女の子は皆、お姫様なんだよ」を追加してようやく販売することができました。
「ランダムのガンダム」が弾かれたことによって、韻を踏む豆だから"韻豆"であるという説明に圧倒的な無理が生じてしまいました。並んだスタンプを見てみると、韻を踏んでいるものは1個か2個です。
この2回目の審査を待たなければならないタイムロスは非常に痛かったのですが、皆様にたくさんオンラインチケットをご購入いただいたおかげでお笑い大喜利の配信期間が延長となり、無事に配信期間中にスタンプを販売することができました。本当にありがとうございます。
とは言っても、LINEスタンプは単体でそんなに稼げるものでもないので、スタンプの販売が話題になることでお笑い大喜利の配信を見てくれる人が増えたら良いなぐらいの気持ちで作りました。
韻豆の顔は、実際に川北さんが書いた韻豆をスキャンして作成しているので本家そのまま、原作厨の方でも安心してご使用いただけます。偽韻豆や拍手をしている韻豆は私がiPadで描いた手書きのイラストです。ここだけはすいません。
そして7月23日にはダイヤモンド×怪奇!YesどんぐりRPGによるツーマンライブ『!』が開催されました。
こちらは直前でYes!アキトさんが出演不可になり、急遽サツマカワさんとどんぐりたけしさんにそれぞれピンネタを1本ずつとコンビネタを1本やっていただきました。
このツーマンライブが開催されるきっかけになったのは、怪奇によるダイヤモンドの漫才『スタバ』のオマージュでした。
これは元々、怪奇の皆さんに『三八紳士と緞帳淑女』にご出演いただいた際に作っていただいた漫才で、その時はダイヤモンドさんが急遽出演不可になった回でした。あの対応力たるや凄まじいです。
そして今回のツーマンライブ『!』では、ダイヤモンドさんからのアンサー漫才として『プレイヤーチェンジ』が披露されました。これはYouTubeにもあがっていますのでぜひ見てみてください。小野さんの足ギャグがサツマカワさんに絶賛されていました。
ダイヤモンドさんのツーマンでいえば、8月5日に草月ホールで開催される『スポーツ漫才王決定戦 タイトル案:ガク』のオンライン視聴チケットが販売開始になりました。
さらに、この公演のオリジナルグッズがsuzuriにて販売開始になっております。当日このシャツやバッグで客席を埋め尽くしたいですね。
ちなみにシャツはこんな感じです。
フライヤーに使用した写真がプリントされたオリジナルTシャツです。
なぜか3人だけの扇パターンもあります。
お好みでどちらかをお選びいただければと思います。
その他にも
・マグカップ
・トートバッグ
・クリアファイル
・アクリルキーホルダー
・ステッカー
などの商品がラインナップされております。
ぜひチェックしてみてくださいね。
先日『スポーツ漫才王決定戦 タイトル案:ガク』の技打ち(技術スタッフさんたちが集まってどんなことをするライブなのかを説明する会議)を行ったのですが、全員「?」な顔をしていました。最高に楽しみですね。
そして、先ほどまであと2日に迫ったケビンス×男性ブランコ×真空ジェシカによるスリーマンライブ『フードコートより愛をこめて』の最終作業を行なっておりました。
会場チケットは完売となっておりますが、オンライン配信のチケットは無限に販売中です。ネタ2本ずつとケビンス仁木さんプレゼンツのおもしろコーナーでお送りする60分。ぜひリアルタイムでご覧くださいませ。
ふらっと適当に書くつもりが、気付いたら3,000文字以上も書いてしまいました。ごマメんね。
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