厨房機器の高さについて【飲食店】

近年、飲食店における厨房機器の標準高さが変わりつつあるので改めて仕様と高さについて記事にしてみます。

昔から変わってない厨房機器の高さについて

厨房機器の高さは800mmと昔から変わってないです。一般的な成人男性の腰から肩にかけての高さに近く、立った状態で作業しやすい高さとされています。調理作業時の腰への負担が少なく、効率的に作業ができます。また、各メーカーも高さを統一化することで設備の入れ替えや併設がしやすいようになっています。規格の統一により合理化が図られています。

各メーカーの諸事情により…

前節の高さは日本人の平均身長が今よりも低かった時の話で、現在の平均身長から行くと作業台の高さは850mmが良いとされています。ただ、各メーカー互換性を求め統一化を図ったうえ他のメーカーが850mmにするまで変更しずらい状況なのかもしれません。

タニコーは850mmが標準に


タニコーは2024年4月からカタログを大幅に変更しました。従来は800mmの高さのラインナップが主力で、850mmも一部ラインナップにありました。しかし、カタログ変更後は850mmが主力ラインナップとなり、800mmは全て受注生産とする仕様に変わりました。
一方で、現状の冷機器関係は800mmのままです。そのため、タニコーの新しい標準高さ850mmに合わせようとすると、冷機器と他の製品の高さに段差ができてしまいます。この場合、冷機器のアジャスターを高足に変更することで、高さの違いを解消できます。アジャスターの高足への変更費用は、1本あたり約2,000円で、冷機器が4脚あれば約8,000円の費用がかかります。

まとめ

これから他メーカーも標準が850mmに変更されていくと思います。これから飲食店を始められる方は厨房機器の高さにも1つ気にして設計するといいかもしれません!



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