三体II(上)を読んだ

前回noteを書いてから早1ヶ月が経ってしまいました。仕事忙しすぎです。

さて、今回は三体Ⅱの上巻を読みました。前半は三体世界を迎え撃つために何をするのか、主人公の羅輯(Luo Ji)はどんな人物なのかを説明する部分が多かったです。葉文潔から宇宙社会学の公理を受け取り、1度志したもののすぐに諦めてしまいました。

まず、この小説を最初に読んで思ったことは、「いや、汪淼出てこないんかい」という感想でした。さらに、2つ目に思ったことは「大史キター!」でした。

三体Ⅱでは、三体世界に対するために、三体人が読めない心の中だけの戦略を作る4人の面壁者をつくり、その計画を実行するということが軸のストーリーとなっています。

逆に三体側は、その面壁計画に対抗するため、破壁人をつくり、面壁者の計画を明らかにします。今回の上では、アメリカのテイラーによる水爆を使用した戦闘機の特攻作戦が白日の元に晒されます。これにテイラーは絶望し、自殺してしまいます。ただし、これはテイラーにとっての救いだったかもしれません。

羅輯はというと、面壁者としての権力を使い、理想の女性と暮らすこととなります。面壁者になったものの、羅輯にはその意欲がまったくありません。面壁者に選ばれた当日に、面壁者を辞めることを宣言しますが、すでにそれは面壁計画のひとつであると解釈されてしまいます。そんな計画に嫌気がさした羅輯は、理想の女性と場所で静かに暮らすことにしました。

しかし、テイラーが自殺したのち、妻と惑星防衛理事会の諭しと、妻と子供が冬眠に入ったことによりついに面壁者としての自覚をもちます。

そして、羅輯は「呪文」を地球から送信し、その破壊的な威力を確認するために、その効果が発揮されるまで冬眠します。一体その呪文とは、その効果とは。

三体Ⅱ(上)はこんな感じでした。200ページくらいに羅輯が面壁者に選ばれてからはマジで面白かったです。早速下巻も読んでいこう。

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