
アメリカ 現代人の脳にはスプーン1杯分のナノプラスチックがあります
アメリカCNNニュース⅔
アメリカ・ニューメキシコ大学の研究では、 2024年初頭の死体の剖検で採取された認知的に正常な人間の脳サンプルには、8年前に採取されたサンプルよりも多くの小さなプラスチックの破片が含まれていました。
この研究では、死体の脳サンプルには腎臓や肝臓よりも7~30倍多くの小さなプラスチック片が含まれていました


「平均年齢が45歳から50歳くらいの正常な人の脳組織で確認された濃度は、1グラムあたり4,800マイクログラム、つまり重量の0.48%でした。これは標準的なプラスチックスプーン1杯分に相当します」
研究では、死亡前に認知症と診断されていた12人の脳内で、健康な脳に比べて破片状のプラスチック片が3~5倍多く発見されています
ボストン大学の研究者は「今日、人体組織で高レベルのマイクロプラスチックが見つかることは「当然」だ、なぜならプラスチックの製造、プラスチック汚染、そして人体のプラスチックへの曝露はいずれも急速に増加しているからだ」と述べています


ナノプラスチックは、主要な臓器の個々の細胞や組織に侵入することで、細胞プロセスを妨害し、ビスフェノール、フタル酸エステル、難燃剤、重金属、過フッ素化合物およびポリフッ素化合物(PFAS)などの内分泌かく乱化学物質を蓄積する可能性があります。
研究者によると、ナノプラスチックは極小の破片が個々の細胞内に住み着く可能性があるため、人間の健康にとって最も心配なプラスチックだといいます。

日常生活で、ナノプラスチックの体内への侵入を防ぐには「プラスチックを加熱すると、包装から食品へのマイクロプラスチックの移動が加速される」ので、コンビニ食品を容器のまま過熱しない、コインランドリーではジッパー 付きの布製バッグを使う、買い物に行くときはビニール袋を使わない、飲み物はペットボトルからではなくガラスか陶器で飲む習慣をつけることです。