異世界探索記25
旧ser.35(2022年2月21日公開)ser.36(2月27日公開)より抜粋
① 2021年11月26日早朝 「金星、女王、トゥバン」
実家2F中央の部屋。体脱であることを認識し、珍しく現在の自室のことを思い出すことができた。
「金星」を呼んだ。おそらく下降した。気が付くと、同じ部屋で、ベッドで横たわっていた。ベッドが玄関側部屋よりになっている。つまりアコーディオンカーテン沿いになっている。
となりに透明な存在がいた。私は「エジプトの女王か?」と思った。透明なのでどのような形態かを確認できないが、人型のようであり、筒型のようでもある。私たちは交わることを求め、まるで愛撫しあうかのような体験をした。体が震えるような快感が走っていた。
ふと、となりの部屋に妻と息子がいることに気づいた。そして何故かその部屋が明るく、窓際にたくさんのトウモロコシが育っているのが見えた。その部屋に行くと、さらに部屋が明るくなり、2人は同じ小さなテーブルを共有し、妻はイチゴを食べており(テレビを見ながら?)、息子はiPadで動画を見ていた(息子も何かしながらニンテンドースイッチを見ていた?)。私は、これが2人にとっての金星の使い方なのだなと思った。部屋は楽し気な感じで、物が多かった。
私が元の部屋に戻ると部屋が元の暗さに戻った。窓から外に出る前に、私の金星って何だろう?と思い、金星を念じながら両手でエネルギー玉を作ると、「カチン!」とはじかれるような感触があった。拒絶されたようにも感じられるし、金属のようにも思われた。
トタン屋根に降りて、ぐるりと玄関側の廂屋根に来た。夜空を見ると透明感があり、曇っておらず、星がたくさん見え、オリオン座が見えた。他の星座も見たが、何かは思い出せない。私は恒星を呼ぼうと思い、パランしている恒星を思い出そうとすると、「トゥバン」を思い出した。
「トゥバン」と呼ぶと、おそらくうつ伏せになり、そのまま下降し、暗いグレーの空間をぐんぐん沈んでいった。ムラダーラにエネルギーが集まってくるだろうと予測すると、その通りにそれが感じられ、スワジスターナ前方中央あたりにシューンという強い快感を覚えた。その快感が左寄りに広がっていき、さらにその左寄りの部分が、アルケスの時のようにブルンブルンと回転し、強い快感を覚えた。
快感を覚えながら下降し、着地感を覚えると、現在の自室に横たわっていた。記憶の断絶がなく、スムーズにこの部屋に移行した感じが珍しかった。
② 2021年12月3日早朝 「フォーマルハウト」「別地球?」
明晰夢。大きなマンションの階段を上へ上へと上がっている。5~6階辺りで、いつの間にか電車を乗り継いでいる感じになり、駅構内のショッピングモール。視界は暗く、茶色っぽい。エレベータにのり、1~3階までのスイッチがあった。私のほかに妻と、婦人2人がいた。妻は2階を押すように促し、2Fで降りた。
妻を見失った。そこで恒星を呼ぶことを思い出した。アルゴルを呼ぶつもりだったのだが、ふと思いつき「フォーマルハウト」を呼んだ。
(おそらく)うつ伏せになり、そのまま時計回りに扇風機回転した。会陰にキューンという快感が走った。快感が次第に拡大していき、体が起き上がり、直立したまま背中方向に浮遊移動していった。やがて体がゆっくりと回転し、進行方向に向かった。
四角いトンネルを進んでいた。四面が茶色いレンガブロックでできており、進むほどに、そのレンガブロック1つのサイズが細かくなっていった。さらに進むとさびれた灰色のトンネルになり、枯れた小さな木のようなもの?が見えた。空間の先に光が見えて、私はその光の先にたどり着きたいと思った。
光を突き抜けると、美しい海岸に出た。そして巨大な白い城があり、黄色い円錐の屋根が複数ついていた。白い建築物で黄色い円錐の屋根のようなものがついたものが、横を向いてたくさん並んでいた。さらに特筆すべきは、海の水の色が透明で、七色に光っているようにも見え、たいへん美しく、波はたっていないのに、揺蕩っているようにゆれていた。
私はその美しさに感動し「うわ~!」と言った。回転するように上空に舞い上がっていった。もっと見たいと思ったが、そこでフェイドアウト。
③ 2021年12月30日①早朝 「女王」(エジプトの女王)
実家2F中央の部屋のベッドの上。俯せで会陰に快感が走っていた。女王だと分かる。女王を念じて変成意識に入ったからだ。逆立ちの体勢になり床下の暗闇に頭を突っ込んだような状態。快感は継続していて仰向けになった。部屋は明るく、清々しい空気感。そこに誰かいるのか見ようとしても、透明人間のように何も見えなかった。
玄関側の部屋から妻と息子が現れたような気がする。何をしゃべったかは忘れた。
引き続き夢に移行。どこかの楽し気な商店街?何があったか思い出せない。嫌な感じはしない。
④ 2022年1月7日朝 「別地球?」「UFOを呼ぶ」「チャージすること」など
最初は夢。電車の乗り継ぎ。地下鉄のプラットフォームのような場所。特急の指定席券を持っているが、どの特急に乗っていいか分からなかった。なんとなく混んでいる急行のような電車に乗った。走っていくうちにトンネルを抜け、視界が明るくなった。見たことない植物がたくさん茂っており、青空が美しい。植物はどれも巨大に見えて、私は「おおきなキノコだ!」などとはしゃいでいた。この辺りで自我意識が出てきた。いつの間にか電車全体が透明になり、壁も無くなった。私は浮遊し、空を飛び、電車付近を飛びながら風景を楽しんでいた。とても美しい桜のような木々がたくさん咲き誇っている様子が見えた。空を飛びながらフェイドアウト。
目が覚めて、変成意識に入ることを思っていた。いつの間にか知らない部屋のベッドに横たわっていたが、変成意識に入っているとは思っておらず、自室だと思い込んでいた。目には見えないが小型のUFOがやってきて、たくさんのガムをおいていった。見てみるとブルーベリーガムで、私はそれを一つ食べてみた。
再び目が覚めた。私の近くにいるはずのUFOを念じた。すると頭上から振動が降りてきて私を包んだ。そのまま夢の状態になった。子ども時代の友人のKとSたちがいた。私にチャーハンなどの中華のセットを食べさせてくれた。早食い大会みたいな雰囲気だ。Sもチャーハンを食べていたが、大きな卵焼きも食べていた。Sは「卵焼きは食べられないんだったよね」と私に言ったと思う。(地上世界で、卵アレルギーがあるので、食べすぎには注意している)コップに入ったチャーハンがあった。私はそれを掻き出すようにして食べたが、卵もあったのが見えた。
目が覚めた後、詰まっていた頭の上が筒抜けになり、地上に閉じ込められていた感覚が無くなっていた。先にある地上的仕事への不安が無くなっていた。「チャージするとはつまり、こういうことなのだ」と思った。
あとがき(ser.35)
トゥバンで左側での快感を体験できたことに、希望を見出しています。いろいろと手探りを続けていますが、これまでのやり方を更に超えていく可能性を感じました。
フォーマルハウトでたどり着いた美しい場所は、H12フォーマルハウトの惑星なのか、別地球なのか?これは、どちらというのではなく、どちらでもあるということではないかと思います。結局、「地球にいるときのような空間と時間の概念は無くなってしまう世界」が展開しているわけですから、そういうことは普通にあるのではと思えます。
① 2022年1月30日朝 「ウジャトの目」と「ホルス」
最初は夢。実家2F玄関側。目が覚めると、CDコンポに電源が入っていたので、オフにした。しかし勝手に起動してしまう。G線上のアリアが流れた。もう一度電源を落としたら消えた。
明晰夢。実家2F玄関側。早朝で暗い。外を見ると、村の人たちがいそいそとどこかに出かけている。直感で、どこかに避難しているか、あるいはその訓練をしていることが分かった。
となりの部屋に行くと兄がいて、私をジロジロと見ていた。私は階段を下りて、ダイニングキッチンに行ったら母がいた。モノがたくさんあって狭い。奥の居間に行くと、無いはずの部屋が左にあった。当たり前のように、吸い込まれるようにその部屋に行った。
暗くて、何か重苦しい部屋。真ん中には砂山があり、私はその上に立った。そして接触するターゲットとして「ウジャトの目」を思いつき、両腕を天に掲げてその名前を呼んだ。
すると右に側転が始まり、そのまま床をすり抜けて、天地が逆になった。(地下に潜り込んだ)するとそのまま、クルクルと、よく分からない回転をした。私は「体操選手がするムーンサルトみたいだな」と思った。
頭が元の位置に戻ったとたん、フェイドアウトした。
フェイドインするように目を覚ますと、自室にいた。私は今の体験を書き留めようとして、メモに「ウジャトの目」と書いた。しかしその途端に、これがまだ変成意識中であることに気づいた。そして、すぐに物質次元に戻って書き留めなくてはならないと思い、右腿をパンパンとたたいた。しかし肉体に戻ることは無かった。
仕方がないので立ち上がり、次のターゲットを呼ぶことにした。部屋は真っ暗だ。ウジャトの目の連想から、「ホルス」を呼んだ。すると左側から何か目に見えない圧力が来るのを感じた。特に頭部の左側でそれを感じた。ググっと頭が右に偏りつつ、フェイドアウトして、肉体的に目を覚ました。
③ 2022年1月31日③朝 「ラーの目」
自我意識が出ると、グレーの階段を駆け上がっていた。上まで駆け上がると、左に扉があり、家になっていた。明かりがともっている。(実家の納屋に雰囲気が似ている)
振り帰り、下りの階段の方向を見て、ほんのりと予定していた「ラーの目」を呼んだ。両腕を軽く天に掲げて呼んだ。
すると自動運動が始まり、グライダーが下降して飛んで行くように、階段に沿って飛んで行った。両脚は軽く開いていたのだが、次第に閉じ、そして両腕は左右にまっすぐになっていった。つまり十字型だ。地面にまで来ると、そのまままっすぐ、グレーの空間の中を低空飛行していった。着地して自動運動が終わった。
④ 2022年1月31日④ 「ホルス」
ラーの目体験で気を失わなかったので、続けてターゲットを呼ぶことにした。なんとなく実家前の小道の雰囲気があるが、ただの広場か、キャンプ場みたいにも見える。
「ホルス」と両腕を軽く掲げて言うと、若者の声で、エコーがかかったみたいな感じになった。
すると自動運動が始まり、両腕を掲げたまま、右踵だけが地面に接触する感じになった。左脚は軽く浮かせていたと思う。
そしてそのままその踵を起点とした、時計回りの茶碗回転が始まった。なかなかの高速回転だ。脚は「カミムスヒ」の時のように激しく振動しており、ブーンという音が辺り一面に鳴り響いていた。
何周もしたところで、焦げ茶色の柱とか水を通すパイプが、いつの間にか立っていた。そこにぶつかるようになり、(通り抜けるかな?と思ったが、できなかった)1回目はふらついたが、なんとか回転を維持することができた。しかし2回目は2~3本が一度に邪魔するような感じなり、ぶつかって、回転は終わってしまった。
私は、なぜこんなことになってしまったのかと、残念な気持ちになった。
⑤ 2022年2月6日朝 「アルシオンとアンタレス」
自室で眠っていたら、息子がおこしにきた。私は無視してベッドの中にいたが、しばらくしてから起き上がり、ダイニングキッチンに行った。そこには妻と息子がいたが、なんとなく風景の色合いがおかしいと思い、これが体脱である事に気づいた。
木でできた長机の横で、ふと思いついた「アルシオン」を呼んだ。若者の声で振動するような音声になった。
自動運動が始まり、仰向けになった。そして臍辺りを起点とした反時計回りの扇風機回転が始まった。そのあと、何かの動作があったかもしれない。
私は、最近、松村先生が毎日アルシオンに一体化していることを思い出したが、その直後、私はふと、頭をすっからかんにしてみようと思った。頭をすっからかんにしたとたんに、気が遠くなり、フェイドアウトした。
気が付くと、大きな体育館にいた。誰もいない。右手を見ると、アーチ型の中に十字形の枠がある窓が見えた。どの方向を見て恒星を呼ぼうか少し悩んだが、その窓を向くことにした。
思いつくままに「アンタレス」を呼んだ。すると自動運動が始まり、うつ伏せになった。そして下降して行った。しかし床を通過することなく、上半身が床にぺったりと張り付き、押し込むようになった。一方で、両脚は少し斜めに浮かんでおり、床には接触していないことを感じていた。
自動運動が終わると、携帯電話がなった。ふと見ると、昔使っていたガラケーに似た電話があった。光沢のあるこげ茶色だったような気がする。それを手にしたところでフェイドアウトし、肉体的に目を覚ました。
⑥ 2022年2月8日午前深夜 「胸に大きな穴が開く」
深夜にベッドで呼吸法。ハートあたりにつまったものを溶かして解放するようなイメージ。いつの間にか変成意識に入っていた。しかしそのまま呼吸法を続けていた。エネルギーの流れを感じる。
突然、背中側から前方に向かって、胸部(心臓少し上?)に、ボコっとという感触を覚えた。大きな玉が飛んできて、背中から胸を貫いて飛んで行ったような感触。何とも言えない感触。気持ちいいことはない。大丈夫か?という感じ。意外と気を失わなかった。
おそらくハート付近に詰まっているものを、一挙に引きはがしたのではないかと思われる。
⑧ 2022年2月16日③朝 「リゲル」
ラスタバンの経験後、フェイドインし、どこかの学校の教室。高校か中学っぽい。教室の右前辺りにいて、私の席を探していた。1列目と2列目の間に小さな机があり、「私のはこれだと思う」と言った。その理由は、「私はここに訪問させてもらったので、ここでは未熟者だから。小さい机で、無理矢理入れてもらう感じだから」と思った。
しかしすぐそばの男性が、「ここでいいよ」という感じで、2列目前の席を示してくれた。
よく見ると、教室の机全体が、黒板近くに寄っていて、教壇がなく、先生が立つ場所がとても狭かった。教室左前を見ると、青いジャンバーを来た若い先生がいた。そのまま休憩時間になって、先生が私のところに近づいてきた。教室の真ん中あたりで先生が「よくラスタバンという言葉を知っていたね」と言った。
私は「急に思いついたんです」と言った。そして先生に抱き着いた。なんとなく愛着がわいてきたのだ。
先生は私の手を握りつつ、教室を出て行こうとした。入り口辺りで、2人の手が離れた。
教室の中央後ろの辺りで、恒星を呼ぼうと思った。教室に関係するものを呼ぼうと思い、最初、図書館のイメージでトゥバンを思ったが、トゥバンは前に呼んだので別の星にしようと思い、学習のイメージから「リゲル」を呼んだ。
自動運動が始まり、うつ伏せになり、床から少し浮かんでいた。スワジスターナ右部にギューンという快感が走り始めた。エネルギー的に少し濁っているような気がした。あるいは妙な表現だが、毛が生えているようなイメージだった。
左手を見ると、床に物差し(いつも使っている、半透明に緑とピンクのラインがついたもの)が落ちていて、快感を覚えつつ、それを左手で取り、握りしめた。すると自動運動が始まり、仰向けになった。そのまま快感は走り続けていた。
この体験が終わった後、教室を出たような気がする。廊下を歩いているはずが、どこかの家の中を歩いているような感じになっていた。なんとなく実家のダイニングキッチンの雰囲気もある。
私は、拾った物差しを思い出し、それを見つめた。握りしめていたせいか、汗で湿っていたような気がする。
それを見ながらどこかに歩いて行った。するとその物差しは変形し、透明な正方形に近い形になり、その内部に、油性ペンで書かれたようなイラストと文字が浮かび上がった。そしてそのイラストと文字は、次から次へと変化していった。絵の内容は、パンダとか熊とかに似た動物であり、それを描いた少女たちの名前が書かれていて、メッセージ的なものも書かれていたが、はっきりと読み取ることはできなかった。
それを見ながらフェイドアウト。
おわりに(ser.36)
「はじめに」にも書きましたが、最近は、探索を楽しみつつも、興味としては、意識状態のコントロールみたいなことに向かっています。日常をどのように過ごすのか。
最も手っ取り早いのは、日常でするべきことを減らし、日常で出会う人の数を減らし、地上への興味を減らすというようなやり方だと思います。老年期になれば、減らしていく方法論というのが王道になりますし、若いころからそれをすることも可能だと思います。
私の場合は、サラリーマンのような普通の生き方に比べれば、地上へのしがらみは少ないほうだけれども、地上成分を減らすということに関しては、突き抜けているほどとは言えません。今のところ、「普通よりかはずっと少な目」という状況だと思います。
地上にいつつ、あちらの世界を探索し、渡りをつけるような状態にいるときには、いろいろな自分の状態を体験することになることを感じます。平面だけでなく、縦の移動です。
もし地上生活だけが全てだと考えているならば、出生図における惑星の体験を、平面上で行ったり来たりすることに留まるし、下手をすると、お気に入りの天体だけを自分だと思うので、その行ったり来たりさえも、非常に閉鎖的な世界観の中での繰り返しになると思います。
地上生活を楽しみつつ、振動の高い生活までも自分の生存形態の中に入れたとき、たいへん忙しない意識生活になります。周りから見たら何も分からないかもしれませんが、本人的にはとても忙しいという状況です。(周りの人から見たら、どうやら私はとても暇人に見えるらしいですが(笑))
このように見たとき、出生図に見られる自分の癖やパターンを把握し、星回りを知り、それを楽しみつつも、そこに足を取られないようにするという工夫が発生してくると思います。これは人から教わることはできません。自分の体感だけが頼りになるからです。机上の学問として占星術を学ぶことは、より普遍的な価値観を手に入れることとして良いことだと思いますが、それを自分の意識のコントロールのためのガイドブックとして見たとき、その扱い方は自分で編み出さなくてはなりません。日常がサーフィンのような感じになると思います。
この繰り返しが、全惑星意識獲得のための道であり維持の方法になると思いますが、疲れてくると、惑星意識、あるいは月の意識状態に近づいてしまうということも出てきます。肉体がある以上、癖を消しきることは不可能です。開かれた意識を持ったまま地上に生きるということは、それを分かった上でなお、波乗りするということだと思われます。
余談ですが、息子が「ベイブレード」という玩具に、数か月前からハマっています。ややマイナーな現代版のベーゴマの玩具で、スタジアムの中でクルクル自転と公転をしてぶつかり合います。私は毎日これに付き合わされています。私が勧めた玩具というわけではありません。まさか、これも回転ダンスのシンクロニシティー?